仕事やリモートワーク用に耳を塞がない骨伝導イヤホンが人気。
骨伝導イヤホンといえばアメリカのSHOKZが有名だけど、日本のイヤホン専門ブランドAVIOTからも骨伝導イヤホンが出ている。
2022/12にWB-P1っていう骨伝導イヤホンが出たばかりなのに、2023/3にまた新しい骨伝導イヤホンが出てきた。
それがOpenPiece Elite WB-E1M。
この骨伝導イヤホン、もしかしたらSHOKZを超えたかもしれない…
今回はAVIOTの骨伝導イヤホンWB-E1Mを徹底レビューするから、ぜひ最後まで読んでほしい。
【結論】SHOKZの弱点をすべて克服した
結論、AVIOTのWB-E1MはSHOKZの弱点をすべて克服した最強の骨伝導イヤホン。
あとで詳しく解説するけど、SHOKZの骨伝導イヤホンの弱点は
- ブームマイクの取り外しができない
- 充電しながら使えない
- USB-C充電できない
の3つ。
これをすべてクリアーしたのがWB-E1Mってわけ。
音質とマイクのノイズキャンセリング性能はSHOKZより落ちるけど、使い勝手という点ではSHOKZ以上と言える。
WB-E1Mの概要
まず簡単にWB-E1Mの概要を説明する。
AVIOT(アビオット)は日本のイヤホン専門ブランド
AVIOTは2014年に日本で誕生したイヤホンブランド。
AVIOTという名前自体は知らない人も多いのではと思うが、実はワイヤレスイヤホンを30種類以上も出している。
WB-E1Mのスペック
WB-E1MとWB-P1、SHOKZのOpenRunとOpenCommを比較で載せてる。
イヤホン | WB-E1M | OpenComm |
---|---|---|
メーカー | AVIOT | SHOKZ |
発売日 | 2023年3月25日 | 2020年12月14日 |
定価 | 23,870円 | 22,880円 |
マイク取り外し | ||
マルチポイント | ||
急速充電 | ||
バッテリー容量 | 145mAh | 176mAh |
連続再生時間 | 12時間 | 16時間 |
充電時間 | 1.5時間 | 1時間 |
充電ポート | USBタイプC | 磁気誘導 |
防塵・防水性 | IPX5 | IP55 |
Bluetooth | 5.2 | 5.1 |
コーデック | AAC SBC | SBC |
プロファイル | A2DP AVRCP HSP HFP | A2DP AVRCP HSP HFP |
カラーバリエーション
カラーバリエーションは3色。メタリックなデザインが多い。
カラー | WB-E1M |
---|---|
メタリックブラック | |
チタニウムシルバー | |
ブロンズゴールド |
WB-E1Mを開封・中身を確認
白色のパッケージの中にはイヤホン本体の箱とブームマイクの箱がセットで入っている。
中身をすべて取り出すとこんな感じ。
- イヤホン
- 収納ケース
- USBタイプCケーブル
- USBキャップ
- ユーザーマニュアル
- 製品保証登録カード
WB-E1Mのメリット
WB-E1Mを実際に使って分かったメリットを解説する。
- ブームマイクの取り外し可能
- 充電しながら使える
- USB-C充電
- マルチポイント対応
- シェルケース付属
ブームマイクの取り外し可能
WB-E1Mは骨伝導イヤホンで唯一ブームマイクの取り外しができる。
これの何がすごいかと言うと、普段使いするときはブームマイクを外して、仕事で使うときはブームマイクをつけて、といったようにハイブリッドな使い方ができる。
例えば、SHOKZのOpenCommはブームマイクの取り外しができないから普段使いしにくいし、OpenRunはブームマイクがないから仕事で使いにくい。
WB-E1Mならこれらの悩みを1台で解決できてしまうわけ。
AVIOTがいかにSHOKZを研究しているか分かる。
充電しながら使える
SHOKZの骨伝導イヤホンはすべて充電しながら使えないんだけど、WB-E1Mは充電しながら使える。
連続で使ってバッテリーが切れても、充電しながら使えるから心配ない。
USB-C充電
SHOKZの骨伝導イヤホンは専用の磁気誘導ケーブルで充電するものがほとんど。
そのせいで、充電する時に余計なケーブルを用意しないといけないのが不便なんだ。
WB-E1MはUSB-C充電だから、他の充電ケーブルと併用できるから圧倒的に便利。
今回紹介したメリット
- ブームマイクの取り外し可能
- 充電しながら使える
- USB-C充電
はどれもSHOKZの弱点を克服したものになっている。
使い勝手だけ考えればSHOKZ以上と言える。
マルチポイント対応
WB-E1Mはもちろんマルチポイント接続にも対応している。
2台のデバイスを同時にBluetoothに接続できる機能。
マルチポイントがあれば操作なしで接続を切り替えることができるので便利。
例えば1台目で音楽を聞いている最中に2台目にかかってきた電話の着信をそのまま受けて通話することができる。
シェルケース付属
WB-E1Mには専用のシェルケースが付属している。
シェルケースがないと、持ち運ぶときに折れないか心配になるんだけど、シェルケースがあれば安心。
WB-E1Mのデメリット
とはいえWB-E1Mが完全にSHOKZを超えているかと言われると決してそんなことはない。
ここではWB-E1Mを実際に使って分かったデメリットを解説する。
- 音質はいいけど、OpenRunよりは悪い
- マイクのノイズキャンセリングは微妙
音質はいいけど、OpenRunよりは悪い
WB-E1Mの音質は悪くない。
他の骨伝導イヤホンと比べてもいい方だと思うんだけど、SHOKZのOpenRunと比べると少し劣る気がする。
骨伝導イヤホンの音質ランキングを並べると
- OpenRun Pro (SHOKZ)
- OpenRun (SHOKZ)
- WP-E1M (AVIOT)
だと思う。
音質重視ならSHOKZの方がいいかな。
ちなみにSHOKZのOpenCommは音質悪いから注意。
マイクのノイズキャンセリングは微妙
WB-E1Mのマイクのノイズキャンセリングは微妙だった。
ノイズキャンセリングのテストをしてみたんだけど、SHOKZのOpenCommと比べると、ノイズを抑えきれていないことが分かる。
やっぱりノイキャンの精度はSHOKZの方が上みたい。
WB-E1MとWB-P1の違い
AVIOTにはWB-E1M以外にWB-P1というモデルがある。
最大の違いはブームマイクの対応可否。
WB-P1はブームマイクは使えないけど、価格が安いスタンダードモデル。
詳細は以下の記事を参考にしてほしい。
【まとめ】WB-E1Mはマイク取り外しが魅力的すぎる
AVIOTの骨伝導イヤホンOpenpiece Elite WB-E1Mはマイクの取り外し可能なオンリーワンの骨伝導イヤホン。
取り外しができるから「マイクをつけて仕事での使用」と「マイクを外して日常使い」のハイブリッドな使い方ができる。
とはいえ、音質とマイクのノイズキャンセリングに関してはSHOKZに及ばないから、その2点を気にしないことが必要。
使い勝手重視ならWB-E1M、音質重視ならOpenRun、マイクのノイズキャンセリング重視ならOpenCommが今のところの正解だと思う。