ガジェラッシュはワイヤレスイヤホンを多くレビューしてきたけど、この度EarFun様から新作ヘッドホンWave Proをいただいたのでレビューしていく。
【結論】ヘッドホン、これでいい
結論から言うと、ヘッドホンはWave Proで十分すぎる。
というのも欲しい機能が全部搭載されているからほとんど文句がないんだ。
そりゃもちろんもっと音質がいいヘッドホンもあるし、ノイキャンや外音取り込みの精度が高いヘッドホンもあるけど、1万円という価格を考えたらヘッドホン初心者はこれでいいよね。
要するにコスパ最強ってこと。
EarFun Wave Proの概要
レビューの前にWave Proの概要を簡単に解説する。(レビューに飛びたい人はこちら)
ヘッドホン | Wave Pro |
---|---|
発売日 | 2024/3/21 |
価格 | 9,990円 |
カラー | ブラック |
ドライバー | 40mm径 DLC複合振動板 |
重さ | 268g |
Bluetooth | 5.0 |
ハイレゾ | 対応 |
ノイキャン | あり |
マルチポイント | あり |
プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
コーデック | LDAC, SBC, AAC |
最大再生時間 | 約80時間 (ノイキャンオフ) |
約55時間 (ノイキャンオン) | |
バッテリー容量 | 800mAh |
充電時間 | 2時間 |
充電ポート | USB-C |
同梱物 | ヘッドホン ヘッドホンケース AUXオーディオケーブル USB-Cケーブル 取扱説明書 |
EarFun Wave Proの発売日・価格
Wave Proの発売日は2024年3月21日。
価格は9,990円。
カラーバリエーション
Wave Proのカラーバリエーションは現在ブラックのみだけど、今後他のカラーが追加される可能性はある。
ブラック |
同梱物
Wave Proの同梱物はヘッドホン、ヘッドホンケース、AUXオーディオケーブル、USB-Cケーブル、取扱説明書。
EarFun初のヘッドホン
EarFunと言えば、コスパが売りのワイヤレスイヤホンブランド。
以前レビューしたEarFunのAir Pro 3というワイヤレスイヤホンは、7,990円という価格であまりにも万能だったから感動した。
コスパ最強のワイヤレスイヤホンをたくさん出してきたEarFunが、なんとワイヤレスヘッドホンにも挑戦しようとしている。
その第一弾が今回レビューするWave Proというわけ。
期待せずにいられないよね!
EarFun Wave Proの実機レビュー
ここからはWave Proを実際に使ってみたレビューをしていく。
シンプルでかっこいい
まずデザインだけど、シンプルな見た目でかっこいい。
カラーはブラックと言いながら、真っ黒というよりはグラファイトに近い。
シルバーの「earfun」ロゴもワンポイントになっていて洗練された印象を受ける。
優しい装着感
イヤーパッドとヘッド部分はもちもちぷにぷにのクッションになっていて、頭への負担が少ない優しい装着感になっている。
重さは268gで特別軽いわけではないんだけど、肌との接触部分が柔らかいから負担には感じない。
音質は価格相当
音質は良くも悪くも価格相当かなという感じ。
低音から高音までちゃんと出るし、ボーカルの声も鮮明に聞こえるから必要ラインは余裕でクリアー。
LDACにすればもっと音質が良くなると思うんだけど、iPhoneユーザーには関係ない…
個人的にはもう少し音の立体感が感じられたら100点満点だった。
とはいえ1万円以下ということを考えるとコスパはいい。
ノイキャン・外音取り込みが優秀
Wave Proももちろんノイキャン・外音取り込みに対応してる。しかもノイキャンに関しては3段階のモードがある。
- ノーマルモード
- 外音取込モード
- 風のノイズキャンセリング
- 快適なノイズキャンセリング
- 深いノイズキャンセリング
1万円以下でこれだけできるのはすごすぎる。
外音取り込みとノイキャンの設定は「EarFun Audio」アプリもしくは物理ボタンから変更できる。
マルチポイント接続できる
マルチポイント接続も当たり前機能になってしまったけど、Wave Proもしっかり対応してる。
EarFunのアプリが使いやすい
EarFun製品のいいところは「EarFun Audio」アプリに対応していること。
- ノイキャン・外音取り込みの変更
- イコライザのカスタマイズ
- ボタンの割り当て変更
日本語もちゃんとしてるし、UIも見やすいから使いやすい。
シェルケース付属で安心
Wave Proにはシェルケースが付属する。
これはとてもありがたい。
例えば、かばんに入れてヘッドホンを持ち運ぶときにシェルケースの中にヘッドホンを収納できたら安心。PCや本など重い荷物に潰される心配もないし、シェルケースごと雑にかばんに放り込んでも大丈夫。
シェルケースの外観はロゴや模様もないシンプルなデザインになっている。
中には充電用のUSB-Cケーブルと有線接続に必要なAUXオーディオケーブルがちょうど入るポケットがついている。
長時間使うとさすがに蒸れる
Wave Proというか密閉型のヘッドホン全般に言えることだけど、長時間使っていると蒸れる。
定期的に外したり、ヘッドホンカバーを付けたり対策すれば大丈夫。
ANKER・SOUNDPEATSのヘッドホンと比較
結局気になるのは「他のヘッドホンと比べてどうなん?」というところ。
というわけでWave ProのライバルにあたるANKER Soundcore Space OneとSOUNDPEATS Spaceと比較してみた。
ヘッドホン | EarFun Wave Pro | ANKER Soundcore Space One | SOUNDPEATS Space |
---|---|---|---|
発売日 | 2024/3/21 | 2023/10/10 | 2023/11/22 |
価格 | 9,990円 | 10,990円 | 6,980円 |
カラー | ブラック | ブラック ホワイト ブルー | ブラック ホワイト イエロー |
重さ | 268g | 265g | 264g |
LDAC | 対応 | 対応 | 非対応 |
ノイキャン | アクティブノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | アクティブノイズキャンセリング |
マルチポイント | あり | あり | あり |
再生時間 (ノイキャンオフ) | 80時間 | 55時間 | 123時間 |
収納ケース | シェルケース | ポーチ | なし |
Wave ProはSoundcore Space One、SOUNDPEATS Spaceと比べて、カラーがブラックしかないのが残念だけど、カラーは今後追加される可能性があるから期待してる。
そしてこの中で唯一シェルケースが付属するのがWave Pro。毎日ヘッドホンを持ち運ぶ必要がある人にはかなりありがたい。PCや本が入ったカバンに入れても安心。
Soundcore Space OneはANKER独自の「ウルトラノイズキャンセリング2.0」が売り。周囲の環境音に合わせてノイキャンの強さを自動で変えてくれる優れもの。価格はWave Proよりちょい高い。
SOUNDPEATS SpaceはWave Proと比べて3,000円も安い分、LDAC非対応だったり、収納ケースがなかったりと最低限といったところ。結局ヘッドホン用のシェルケースを別途購入すると2,000円くらいはするから、Wave Proとそんなに変わらない。
総合的に見て、一番バランスがとれているのがEarFunのWave Pro。
EarFun Wave Proがおすすめな人
Wave Proは予算1万円でワイヤレスヘッドホンを探している人全員におすすめできる。
ノイキャン、マルチポイント、再生時間、どこをとっても万能なヘッドホンだからWave Proを選んでおけば大丈夫。
特にシェルケースが付属するのがポイントで、持ち運びが多い人にとってはありがたい。例えば家でも職場でも使いたい人とかね。
【まとめ】1万円ヘッドホンの新星
Wave Proは1万円ヘッドホン界に現れた新星。
Wave Proを出しているEarFunはワイヤレスイヤホンの実績十分だし、実際に使ってみたけどほとんど文句がない。
予算1万円でワイヤレスヘッドホンを探しているならWave Proはかなりおすすめ。
では、バイぜ。