2024年4月1日(月)から、楽天でんきのスーパーポイントアッププログラム(SPU)が復活する。
2021年5月31日に終了して以来、実に約3年ぶりの復活となる。
今回は久しぶりに帰ってきた楽天でんきのSPUについて徹底解説する。
楽天でんきSPUの概要
SPUの内容
楽天市場でのお買い物に対し+0.5倍のポイント進呈
進呈されるポイントは付与月の翌月末まで有効な期間限定ポイント。
また、楽天でんきのSPU特典によるポイント進呈の上限は毎月1,000ポイントに設定されている。
SPUの適用条件
楽天でんきのSPUが適用されるためには、以下の2つの条件を満たす必要がある。
- 前月ご利用分の電気料金(税込)が5,500円以上
- クレジットカードで決済
2021年までの適用条件が「楽天でんきに加入&利用」だったのに対し、5,500円以上の利用という縛りがついた形。
SPUのポイント進呈タイミング
楽天市場での買い物をした前月の電気料金でSPU対象の判定を行い、買い物翌月の15日にポイントが進呈される。
楽天でんきは従量料金が高い
一般家庭向けの料金プラン「プランS」の料金表(2021/4/1以降)は以下の通り。
エリア | 従量料金(税込) |
---|---|
北海道電力 | 43.00円/kWh |
東北電力 | 37.40円/kWh |
東京電力 | 36.85円/kWh |
中部電力 | 37.78円/kWh |
北陸電力 | 36.10円/kWh |
関西電力 | 33.98円/kWh |
中国電力 | 38.70円/kWh |
四国電力 | 36.20円/kWh |
九州電力 | 38.15円/kWh |
沖縄電力 | 44.70円/kWh |
「基本料金が0円」と「使用電力量に関係なく一定の従量料金」なのが特徴。
東京電力「スタンダードS」と比較
そう言われてもよく分からないと思うから東京電力の電力プラン「スタンダードS」と比較してみる。
東京電力 | 楽天でんき (東京電力エリア) | |||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 311.75円 (10Aの場合) | 935.25円 (30Aの場合) | 1870.50円 (60Aの場合) | 0円 |
15~120kWh | 29.80円/kWh | 36.85円/kWh | ||
121kWh〜300kWh | 36.40円/kWh | 36.85円/kWh | ||
301kWh〜 | 40.49円/kWh | 36.85円/kWh |
東京電力はアンペア数によって基本料金が異なる。
一般家庭の平均アンペア数が34.88Aらしいから、30Aと最小アンペア数10A、最大アンペア数60Aを載せている。
グラフを見ると、60Aの大アンペアで契約するなら楽天でんきの方が安くて、10Aの小アンペアで契約すると楽天でんきの方が高くなることが分かる。
30Aの場合は69.3KWhから420.5kWhの範囲で東京電力の方が安くなる。一般家庭の電力使用量が1人暮らしで200kWhくらい、4人暮らしで400kWhくらいだから、ほとんどの家庭で東京電力の方が安くなるはず。
関西電力「従量電灯A」と比較
次に関西電力の「従量電灯A」と比較してみる。
関西電力 | 楽天でんき (関西電力エリア) | |
---|---|---|
基本料金 | 433.41円 | 0円 |
15~120kWh | 20.31円/kWh | 33.98円/kWh |
121kWh〜300kWh | 25.71円/kWh | 33.98円/kWh |
301kWh〜 | 28.70円/kWh | 33.98円/kWh |
関西電力では12.8kWh以上の利用で楽天でんきより安い。
関西在住の人が楽天でんきに乗り換えるメリットはほぼない。
自分の電気料金を楽天でんきを比較
楽電でんきがお得になるか確認したい人は以下の楽天でんき公式サイトで簡単に試算できるから試してほしい。
楽天でんきSPUは倍率も上限も低い
「電気代が多少高くてもSPUで取り返せるでしょ!」と思ってるかもしれないけど無謀。
楽天でんきのSPUは+0.5倍、上限1000ポイントだから、1000ポイント還元のためには楽天市場で毎月50万円の買い物が必要。
現実的ではないからやめた方がいい。
楽天ポイントに踊らされるのではなく、しっかりと電気料金が安いところを選ぶべき。
他のSPU
楽天でんき以外のSPUについては以下の記事で解説しているから参考にしてほしい。
無理に狙う必要はない
楽天でんきのSPUを無理に狙う必要はない。
楽天でんきは料金が割高だからむしろ損する人が多い。