大人気の骨伝導イヤホンShokz(ショックス)のOpenRunシリーズには通常サイズの他にミニサイズがある。
文字通り、通常サイズと比べて一回り小さく、頭が小さい人向け。
とはいえ、実際のところ通常サイズとミニサイズのどちらが自分にフィットするか分からないと思う。
そこで本記事ではOpenRunの通常サイズとミニサイズの違いと自分に合ったサイズの選び方も解説する。
購入を検討されている方はぜひ参考にしてほしい。
ミニサイズがあるのはOpenRunとOpenRun Pro
まず大前提なんだけど、Shokzの骨伝導イヤホンでミニサイズがあるのはスタンダードモデルのOpenRunとハイエンドモデルのOpenRun Proだけ。
イヤホン | ミニサイズ |
---|---|
OpenRun スタンダードモデル | あり |
OpenRun Pro ハイエンドモデル | あり |
OpenMove エントリーモデル | なし |
OpenSwim 完全防水モデル | なし |
OpenComm ビジネスモデル | なし |
スタンダードモデル:OpenRun
OpenRunは2022年3月1日に発売されたShokzのスタンダードモデル骨伝導イヤホン。
過去モデルのAeropex(エアロぺクス)に急速充電機能を搭載したものがOpenRunにあたる。
エントリーモデルのOpenMoveと比べると、音質向上、急速充電対応、防塵・防水性アップなど大幅に性能がアップしている。
ハイエンドモデル:OpenRun Pro
OpenRun Proは2022年3月1日に発売されたShokzのハイエンドモデル骨伝導イヤホン。
OpenRunと比べて低音が強化されており、骨伝導イヤホンの中で最強の音質を誇る。
またShokzアプリに対応、専用のシェルケース付属などより使いやすくなった。
機種比較
OpenRunとOpenRun Proの違い・同じ点をまとめたのが以下の表。
イヤホン | OpenRun スタンダードモデル | OpenRun Pro ハイエンドモデル |
---|---|---|
発売日 | 2022/3/1 | 2022/3/1 |
価格(税込) | 17,880円 | 23,880円 |
カラー | ブラック グレー ブルー レッド | ブラック ベージュ ブルー ピンク |
ミニサイズ | あり | あり |
デザイン | ネックバンド | ネックバンド |
重さ | 26g | 29g |
手触り | シリコン | シリコン |
骨伝導技術 | 第8世代 (PremiumPitch 2.0+) | 第9世代 (TurboPitch) |
音質 | クリアー | OpenRunより低音強化 |
音漏れ | 小さい | 小さい |
急速充電 | 10分の充電で1.5時間使用可能 | 5分の充電で1.5時間使用可能 |
充電ポート | 磁気誘導 | 磁気誘導 |
バッテリー 駆動時間 | 8時間 | 10時間 |
防塵・防水性 | IP67 | IP55 |
マルチポイント | 対応 | 対応 |
アプリ | 非対応 | 対応 |
ケース | 巾着袋 | シェルケース |
OpenRunとOpenRun Proの違いについては以下の記事で詳しく解説しているから参考にしてほしい。
通常サイズとミニサイズの違い
通常サイズとミニサイズの違いは「ネックバンドの長さ」だけ。
真上から見るとよく分かるんだけど、通常サイズ(写真左)に対してミニサイズ(写真右)はネックバンドが短い。
ネックバンド以外のパーツサイズはすべて同じ。
振動子とコア部分は通常サイズとミニサイズで共通のパーツを採用しており、音質やバッテリー持続時間など性能もまったく同じ。
だから
- ミニサイズは音質が落ちそう
- ミニサイズはバッテリーもちが悪そう
という心配は必要ない。
OpenRun miniのメリット・デメリット
ミニサイズのメリットとデメリットは以下。
OpenRun ミニサイズのメリット
- 運動中にズレにくい
- 寝転んだりもたれたりしやすい
運動中にズレにくい
頭の大きさに対してネックバンドが大きいと、激しい運動や持久的なスポーツをするときに安定性に欠けズレてしまうことがある。
ミニサイズであればフィット性が増すから上記のような問題も解決する。
気兼ねなくさまざまなスポーツを楽しみながらの音楽体験ができるのがメリット。
寝転んだりもたれたりしやすい
OpenRunとOpenRun Proは後頭部にネックバンドが通るから、ベッドで仰向けになったりイスに思いっきりもたれたりするとネックバンドが接触して邪魔。
ミニサイズであればネックバンドが短くなってより体に近づくから、寝転んだりもたれたりしても邪魔になりにくく使用場面が広がる。
OpenRun ミニサイズのデメリット
- カラーバリエーションが少ない
- 人によっては圧迫感がある
カラーバリエーションが少ない
OpenRunとOpenRun Proのミニサイズはカラーバリエーションが通常モデルより少ないのが1つ目のデメリット。
OpenRunのミニサイズはブラックとブルーのみ、OpenRun Proのミニサイズはブラックとベージュのみとなっている。
OpenRun | 通常サイズ | ミニサイズ |
---|---|---|
ブラック | あり | あり |
グレー | あり | なし |
ブルー | あり | あり |
レッド | あり | なし |
OpenRun Pro | 通常サイズ | ミニサイズ |
---|---|---|
ブラック | あり | あり |
ベージュ | あり | あり |
ブルー | あり | なし |
ピンク | あり | なし |
人によっては圧迫感がある
ミニサイズのデメリット2つ目はサイズが合っていないと圧迫感を感じること。
ミニサイズはコンパクトかつフィット感も強い分、長時間使用していると圧迫感を感じてこめかみが痛くなる。
OpenRun miniを男性が使った感想
男性である私がOpenRunのミニサイズを実際に使ってみた感想を一言で言うと…
頭がきつい!
いやー、頭の大きさを過信していたね。ミニサイズは私には合ってなさそう。
ただ、これは男性だからとかじゃなくて、単純に私の頭が大きいだけの話。
だから通常サイズかミニサイズで迷っているなら、性別関係なく頭のサイズに応じて選ぶのがベスト。
Shokzの公式ホームページに、自分に合ったサイズの選び方の公式見解が載っている。その方法を写真付きで解説するから参考にしてほしい。
OpenRun miniのサイズの測り方
OpenRun(もしくはOpenRun Pro)の通常サイズかミニサイズのどちらが自分に合っているか確かめる方法を解説する。(Shokz公式ホームページに記載されている方法)
メジャーが最適だけど、ひもやケーブルでもOK。
測定値が23.5cm以上の場合は通常サイズ、23.5cm以下の場合はミニサイズがあなたに適したサイズ。
測定値 | 23.5cm以上 | 23.5cm以下 |
---|---|---|
サイズ | 通常サイズ | ミニサイズ |
ちなみに私は25.5cmだったから通常サイズが適したサイズということ。
OpenRun miniのよくある質問
- OpenRun miniは音漏れする?
- OpenRun miniにケースは付属する?
- OpenRun miniの価格は?
OpenRun miniは音漏れする?
OpenRun miniに限らず骨伝導イヤホンは多少音漏れする。
その中でもShokzの骨伝導イヤホンは比較的音漏れが小さめ。
OpenRun miniにケースは付属する?
OpenRun miniには巾着袋が付属し、OpenRun Pro miniにはシェルケースが付属する。
持ち運ぶことが多いなら、シェルケースがあった方が安心。
OpenRun miniの価格は?
OpenRun miniの価格は通常サイズと同じ17,880円。
OpenRun Pro miniの価格も通常サイズと同じ23,880円。
OpenRun miniの詳細スペック
OpenRun miniとOpenRun Pro miniの詳細なスペックは以下の通り。
モデル | OpenRun mini スタンダードモデル | OpenRun Pro mini ハイエンドモデル |
---|---|---|
定価 | 17,880円 | 23,880円 |
骨伝導技術 | 第8世代 | 第9世代 |
ミニサイズ | あり | あり |
カラー | ブラック ブルー | ブラック ベージュ |
バッテリー 駆動時間 | 8時間 | 10時間 |
バッテリー 待機時間 | 最大10日 | 最大10日 |
電池容量 | 160mAh | 140mAh |
急速充電対応 | 10分間の充電で1.5時間使用可能 | 5分間の充電で1.5時間使用可能 |
充電時間 | 1.5時間 | 1時間 |
充電ポート | 磁気誘導 | 磁気誘導 |
最大充電電圧 | 5.0V±5% | 5.0V±5% |
Bluetooth バージョン | 5.1 | 5.1 |
無線通信距離 | 10m | 10m |
対応プロファイル | A2DP,AVRCP,HSP,HFP | A2DP,AVRCP,HSP,HFP |
マルチペアリング | 可能 | 可能 |
互換コーデック | SBC | SBC |
防水・防塵 | IP67 | IP55 |
素材 | フルチタン | フルチタン |
コマンドコントロール | 多機能ボタン ボリュームボタン | 多機能ボタン ボリュームボタン |
重量 | 26g | 29g |
水分検出器 | 搭載 | 搭載 |
周波数帯域 | 20Hz~20kHz | 20Hz~20kHz |
EQ機能 | スタンダードモード ボーカルモード | スタンダードモード ボーカルモード |
感度 | 105±3dB | 105±3dB |
マイクタイプ | デュアルノイズキャンセリングマイク | デュアルノイズキャンセリングマイク |
マイク感度 | -38dB±3dB | -38dB±3dB |
【まとめ】自分の頭に適したサイズを!
ミニサイズは通常サイズと比べてネックバンドが短いけど、性能は通常サイズとまったく同じ。
ミニサイズは運動中にズレにくかったり寝転びやすかったりというメリットがある一方、サイズが合っていないと圧迫感を感じる。
そのため今回紹介した方法で自分に適したサイズを確認してから購入するべし。
頭のサイズが小さい人はこっち。
頭のサイズが普通くらいの人はこっち。
骨伝導イヤホンをもっと比較したい場合は、おすすめの骨伝導イヤホンを参考にしてほしい。
さらに骨伝導イヤホン以外にもおすすめのオープンイヤーイヤホンも解説しているから要チェック。
では、バイぜ。