私が1年待ち望んだ製品がとうとう降臨した。
それがAnkerとsnow peakコラボのOD缶形状のバッテリーGiga Power Battery。
楽しみすぎたからさっそくレビューしていこう。
Giga Power Battery 15000の外観・付属品
Giga Power Battery 15000の外観と付属品をチェックする。
外観
Giga Power Battery 15000はOD缶と呼ばれるガス缶の形をしたバッテリー。カラーはブラックのみ。
表面はOD缶のような金属ではなくシボ加工のあるプラスチックで、ポートカバーはシリコン素材になっている。
全体的にマットなブラックと小さく書かれたロゴで高級感を感じるデザイン。
サイズはΦ100mm×110mm、重さは587gで手のひらに余裕で収まる。
天面にはUSB-Cの入力/出力ポートが1つ、側面の裏側にはUSB-Cの入力/出力ポートとUSB-A出力ポートがついており計3ポートある。
底面はすべり止めがついているから置いているときに安定する。
加えて底面に三脚ネジも付いていることが判明し、三脚に装着することもできるみたい。
付属品
Giga Power Battery 15000の付属品は以下の通り。
- 本体
- 収納ポーチ
- USB-C to USB-Cケーブル
- 取扱説明書
- 安全マニュアル
収納ポーチ
Giga Power Battery 15000を収納できる専用のポーチが付属する。
ポーチにもSnow PeakとAnkerのロゴ入り。
Giga Power Battery 15000のスペック一覧
Giga Power Battery 15000のスペックは以下の通り。一緒にGiga Power Battery 30000のスペックも載せている。
製品 | Giga Power Battery 15000 | Giga Power Battery 30000 |
---|---|---|
サイズ | Φ110×100mm | Φ110×160mm |
重さ | 約600g | 約1.1kg |
入力 USB-C1/C2 | 5V/3A 9V/3A 12V/2.5A 15V/2A 20V/1.5A 最大30W | 5V/3A 9V/3A 12V/3A 15V/3A 20V/3.25A 最大65W |
出力 USB-C1/C2 | 5V/3A 9V/3A 12V/2.5A 15V/2A 20V/1.5A 最大30W | 5V/3A 9V/3A 12V/3A 15V/3A 20V/3.25A 最大65W |
出力 USB-A | 5V/3A 9V/2A 10V/2.25A 12V/1.5A 最大22.5W | 5V/3A 9V/2A 10V/2.25A 12V/1.5A 最大22.5W |
合計最大出力 | 46W | 72W |
バッテリー容量 | 15000mAh | 30000mAh |
製品型番 | A1385011 (ブラック) | A1386011 (ブラック) |
発売日 | 2024/10/5 | 2024/10/5 |
Giga Power Battery 15000のレビュー
Snow PeakとAnkerの夢のコラボレーション
Snow Peakと言えばアウトドア用品で有名な日本企業。スタイリッシュで高機能なキャンプグッズに誰しも一度は憧れる。
そしてAnkerと言えばNo.1の充電器/バッテリーブランド。もはや充電器とバッテリーにとどまることを知らずあらゆるガジェットを展開している。
どちらも業界トップレベルだけどまったくの異業種。
そんな2ブランドがGiga Power Batteryという製品を通して夢のコラボレーション。そりゃわくわくが止まらないって。
発表されてから発売まで1年待った
Giga Power Battery自体は2023年の秋に発表されており2024年夏ごろ発売となっていた。
「これは買うしかない」と決意していた私は2024年の5月ごろからずっとソワソワしていたのに、いつまで経っても発売されず気が付いたら9月になっていた。
それどころか2023年秋以降、一切Giga Power Batteryに関する情報は出てこなかった。
さらにSnow Peakが大赤字になったり、上場廃止したりと不穏な流れ…
これはもしかするともしかするのか!?
サイレント開発中止なのか!?
という不安がよぎった矢先の2024年10月3日、「Anker Power Conference 2024 Fall」でいきなりGiga Power Batteryの発売開始が宣言された。
「いや、キャンプシーズン過ぎようとしてるけど!」という突っ込みより先に購入ボタンをポチっていた。
OD缶形状のバッテリーというコンセプトが最高
なぜこれほどまでにGiga Power Batteryに私がワクワクするのか考えてみた。
まず第一にSnow Peakというワクワクするキャンプグッズを作っているブランドとAnkerというワクワクするガジェットを作っているブランドがコラボした時点でワクワクしないわけがないんだよね。
でもただそれだけじゃない何かがGiga Power Batteryから感じられる。
多分それは製品のコンセプトなんだと思う。
Giga Power BatteryはOD缶というガス缶の形状をしたバッテリーなんだけど、そもそもOD缶の役割はガスというエネルギーを貯めること。
エネルギーを貯めるという役割という点では電気を蓄えているモバイルバッテリーと一緒。
一見関係のないように見えるOD缶とモバイルバッテリーに共通点を見出して1つのものにするという発想に感動した。
「うわ、その考えはなかったわ…!」と思ったときの気持ちがワクワクを助長しているのは間違いない。
価格はスノピ水準、故に浪漫
Snow Peakと言えばスタイリッシュで機能性の高い製品とともに「価格がなかなかする」という特徴がある。
例えば焚き火台でも、他のブランドが1万円のところSnow Peakだと2万円したりする。
Giga Power Batteryも価格はSnow Peak水準になっていて、Giga Power Battery 15000が21,780円(税込)、Giga Power Battery 30000が31,900円(税込)。
同じ容量のモバイルバッテリーならこの価格は倍くらい高い。
モバイルバッテリーを使いたいだけならGiga Power Batteryである必要はない。価格を踏まえたうえでもGiga Power Batteryが欲しくなるのはもう「浪漫」とした言いようがない。
性能はさすがのAnkerクオリティ
Giga Power Batteryがバッテリーである以上、バッテリーとしての性能が大事。
外面だけ良くして中身のともなっていないものほどむなしいものはない。
その点Giga Power Batteryはバッテリーとしてちゃんと優秀。そりゃバッテリーのNo.1ブランドAnkerがバックについているんだから心強い。
以下は私が実際にGiga Power Battery 15000を使ってみて良かったこと。
- 30W出力でスマホを急速充電
- 実は3ポートある
- リン酸鉄リチウムイオン電池で長寿命・安全
30W出力でスマホを急速充電
Giga Power Battery 15000は30Wの出力がある。
30Wの出力があれば大抵のスマホは急速充電できる。
実は3ポートある
Giga Power Battery 15000の製品画像を初めて見たとき、天面のふたの中のUSB-C 1ポートしかないと思っていた。
1ポートでもOD缶に機能をとことん寄せるという意味なら全然OKなんだけど、バッテリーとしてはさすがに1ポートじゃ物足りない。
そして実際に製品を手に取ってみると、背面の下の方にちゃっかりUSB-CとUSB-Aポートが付いていた。目立たないから写真だけじゃ分からない。
Giga Power Battery 15000は1ポートと見せかけて実は3ポート搭載しているからバッテリーとしてもとても使い勝手がいい。
3台同時充電は厳しい
3台同時充電を試みたんだけど、出力に限りがあるから3台同時充電はできなかった。
リン酸鉄リチウムイオン電池で長寿命・安全
Giga Power Battery 15000およびGiga Power Battery 30000に搭載されている電池は「リン酸鉄リチウムイオン電池」というもの。
普通のリチウムイオン電池と比べて長寿命かつ安全という最強のメリットがある。
ギガパワーランタン TL(ES-820)で完全体に
今回Giga Power Battery 15000だけ購入予定だったんだけど、なんとGiga Power Batteryシリーズ専用のランタンがSnow Peakから出ているということで当然ポチッた。
これが大正解でGiga Power Batteryはギガパワーランタンで完全体となる。
一見ペンライトなんだけど底がUSB-C端子になっていてGiga Power Battery上部のUSB-Cポートに直接接続可能。
電源のオン/オフ、調光はつまみを押したり回したりすることですべて操作できる。うーんおしゃれ。
カラーパターンはつまみを回すと光が下から青紫→オレンジ→白へと変化する。日の出/日の入を表しているらしい。
もう一度つまみを押すと「ゆらぎ点灯モード」、さらにもう一度押すとオフになる。
また専用の収納ケースも付属しているから、Giga Power Batteryと一緒にキャンプに持って行くことができる。
例のごとく価格はそこそこするんだけど、Giga Power Battery 15000とギガパワーランタンの相性は抜群。ぜひセットで手に入れたい。
ちなみにギガパワーランタンはAnkerのストアからは購入できないから注意。以下のリンクからSnow Peakのストアに飛べばOK。
まとめ:ココロオドル
この記事ではSnow PeakとAnkerがコラボしたバッテリーGiga Power Battery 15000をレビューした。
これほどコンセプト、機能、デザインを兼ね備えた製品に出会ったのは久しぶり。お金をかけてでも満足度が上回る高級ホテルに泊まったような感覚だ。
早くGiga Power Battery 15000をキャンプに持って行ってニヤニヤしたい。
では、バイぜ。