ゲオの最新骨伝導イヤホンGRFD-BCH BH330レビュー｜旧モデルと比較

2023年12月17日

レンタルビデオでおなじみのゲオは実は多くのイヤホンを販売している。

そのラインナップには最近人気の骨伝導イヤホンもある。

ゲオが販売する骨伝導イヤホンは価格が3,000円程度と非常にお手軽な価格。

だけど以前レビューしたGRFD-BCH 200B300は音質が悪く、おすすめできるものではなかった。

そんな中2023年4月にGRFD-BCH 200B300の後継機種にあたる骨伝導イヤホンGRFD-BCH BH330が発売された。

そこで今回の記事ではBH330を旧モデルの200B300と比較しながらレビューしていく。

結論から言うと、弱点だった音質が改善されてBH330はかなりおすすめな骨伝導イヤホンに仕上がっていた。

購入を検討している人はぜひ最後まで読んでください。

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ゲオはイヤホン販売に力を入れている

30種類以上の自社製イヤホンを販売

最軽量の骨伝導ヘッドホン。長時間つけても痛くなりにくい
ENCマイク搭載でクリアな通話
約26gの超軽量デザイン

『骨伝導ワイヤレスイヤホン』
✨好評発売中✨https://t.co/N5o4yDqTdC
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— ゲオ【GEO】 (@GEO_official) April 15, 2023

あまり知られてないんだけど、ゲオはイヤホンにかなり力を入れている。

30種類程度の自社製イヤホンを取り扱っていて、レンタルビデオ屋というよりイヤホン屋になっている。

ゲオのイヤホンはとにかく安い

ゲオのイヤホンはセール中なら最安980円から、ハイエンドのものでも5,980円でとにかく安い。

アクティブノイズキャンセリング搭載で価格が5,000円台。

タッチセンサー、自動ペアリング、ハンズフリー通話などにも対応しているのだから驚き。

骨伝導イヤホンの旧モデルは評判が良くなかった

旧モデルの骨伝導イヤホン200B300も3,000円程度でかなりお手頃なんだけど、評判が悪かった。

GRFD-BCH 200B300の画像 — **GRFD-BCH 200B300**

旧モデル200B300は

安いラジオみたいな音がする。

骨伝導効果が感じられない。

音漏れしまくる。公共施設では使えないと思う。

といったように音質に関する悪い口コミが目立っていた。

試しに実際に買ってみたけど、本当によくなかった…

詳細は以下の記事を参考にしてほしい。（読む必要はない(笑)）

【評判が良くない】ゲオの激安骨伝導イヤホンGRFD-BCH 200B300レビュー

残念だった200B300の後継機種BH330が発売されたということで、実際に購入して比較してみた。

結論から言うと、弱点だった音質が改善されてBH330はかなりおすすめな骨伝導イヤホンに仕上がっていた。

ゲオ、すごい。

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GRFD-BCH BH330のスペック比較

まずはBH330と旧モデル200B300のスペックを比較する。

製品	GRFD-BCH BH330	GRFD-BCH 200B300
発売日	2023年4月13日	2021年4月9日
定価	3,278円	3,278円
カラー	ブラックレッドネイビー	ブラックレッドネイビー
サイズ	約104×138×43mm	約144,36×102.58×44mm
重さ	約26.0g	約33.0g
使用温度範囲	5~40℃	5~40℃
使用湿度範囲	20~75% (ただし結露なきこと)	20~80% (ただし結露なきこと)
ドライバーサイズ	Φ15.9mm	Φ15.3mm
音圧感度	85.5dB	86dB
インピーダンス	8Ω	8Ω
防水規格	IPX6	IPX4
再生周波数帯域	20Hz~20kHz	20Hz~20kHz
マイク感度	-42dB	-42dB
Bluetooth	5.3	5.2
対応プロファイル	HFP, AVRCP, A2DP	HFP, AVRCP, A2DP
対応コーデック	SBC, AAC	SBC, AAC
使用周波数帯域	2.4GHz帯	2.4GHz帯
受信距離	10m	10m
送信出力	Class2	Class2
バッテリー容量	140mAh	180mAh
連続音楽再生時間	約7.5時間	約7時間
連続通話時間	約4.5時間	約5時間
連続待機時間	約150時間	約200時間
充電電圧	5V	5V
充電時間	約2時間	約2.5時間
充電ポート	USBタイプC	マイクロUSB
音声アシスタント
ハンズフリー通話
自動ペアリング
マルチポイント
操作方法	プッシュ式ボタン	プッシュ式ボタン
付属品	USBタイプCケーブル, 耳線, 取扱説明書	microUSBケーブル, 耳線, 取扱説明書
保証期間	6か月	6か月

BH330の主な進化は下記4点。

7gの軽量化
防水性能がIPX6に
充電がUSBタイプC充電に
マルチポイント対応

旧モデルと価格は3,278円と据え置きなのにスペックが大幅アップしている。

次からは実際の製品を使って性能を確かめていこう。

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GRFD-BCH-BH330の比較レビュー

新モデルBH330と旧モデルの200B300を比較しながらレビューしていく。

パッケージを比較

新モデルBH330はイヤホン本体だけが描かれたシンプルな箱だけど、旧モデル200B300はイヤホンを使っている女性が描かれている。

GRFD-BCH BH330とGRFD-BCH 200B300のパッケージ画像 — 左：新モデルGRFD-BCHBH330
右：旧モデルGRFD-BCH 200B300

ゲオの箱は製品名が分かりにくいので、パッケージの絵を見て間違えないようにしてほしい。

イヤホン形状を比較

イヤホン形状は大きく異なる。

旧モデル200B300はSHOKZとかよくある骨伝導イヤホンの形状をしていた。

コアとなる部分から耳フックが伸びていてその先端に音が鳴る振動子がついている形状。

一方で新モデルBH330にはコアがなく、先端の振動子にボタンや充電ポートが集約されている形状になっている。

コアがない形状の骨伝導イヤホンは珍しく、なかなかおもしろい構造だなと思った。

装着感を比較

BH330の方が旧モデル200B300よりもこめかみへの密着度が増している。

痛くなるほどの強さではなく、SHOKZなどの他の骨伝導イヤホンと同程度と言える。

重さを比較するとBH330の方が旧モデル200B300より7g軽くなり26gになっている。

26gという重さは他の骨伝導イヤホンと比べても最軽量クラス。

軽いので長時間かけていても疲れにくいと感じた。

音質を比較

音質はめちゃくちゃ改善されていた。

旧モデル200B300のレビューで音質に関して酷評したんだけど、新モデルのBH330ではダメだった点がすべて改善されていて驚いた。

具体的には下記2点。

音がクリアになっている
低音が出る

音がクリアになっている

旧モデル200B300は全体的に音がこもって聞こえていた。

おそらく振動部分の振動が弱すぎて、十分に音が届いていないのだと思う。

新モデルのBH330はその点が改善されていて、音楽を聴いてもYouTubeで解説動画を見ても聞き取りやすくなっていて感動した。

低音が出る

旧モデル200B300は低音に弱くて、音の迫力が微塵も感じられなかった。

なので音楽を聴くには物足りなかったんだけど、新モデルのBH330は低音が強化されておりなかなか満足できる仕上がりになっている。

さすがに価格が1万円を超えてくるような骨伝導イヤホンと比較すると音質は劣るけど、3,000円でこれだけの音質があるなら非常にコスパが高い。

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防水性能を比較

防水規格は旧モデル200B300がIPX4、新モデルBH330がIPX6で2段階アップしている。

IPX4とIPX6の防水性能は以下の通り。

防水規格	保護の程度
IPX4	いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
IPX6	いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない

IPX4であれば多少の雨では壊れない。

さらにIPX6あればシャワーの中で使っても問題ない。

ただし水中に落としたり、過剰に水をかけたりすると壊れる可能性があるので注意。