HUAWEI(ファーウェイ)から出てるメガネEyewearの次世代モデルEyewear 2が登場。
このメガネ、ただのメガネじゃなくて音楽を聞いたり通話したりできるオーディオグラスになっている。
今回はオーディオグラスの最高傑作と名高いEyewear 2をレビューしていく。
前モデルのEyewearとAnkerから出ているSoundcore Framesと比較しているから参考にしてほしい。
HUAWEIってどんなブランド?
HUAWEI(ファーウェイ)は中国のテクノロジー企業。
通信情報技術とスマートデバイスを幅広く手掛けており、日本だとスマートウォッチが有名。
HUAWEIのEyewearシリーズって何?
HUAWEIのEyewearシリーズはいわゆるオーディオグラス。
音楽を聞いたり通話したりできるメガネのこと。
今までにEyewearシリーズは3種類発売されている。
オーディオグラス | 発売日 |
---|---|
Eyewear II | 2021/7/21 |
Eyewear | 2022/8/9 |
Eyewear 2 | 2023/11/24 |
HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II
Eyewear IIはHUAWEIと韓国のアイウェアブランドGENTLE MONSTER(ジェントルモンスター)がコラボしたオーディオグラス。
GENTLE MONSTERらしいスタイリッシュかつ目を惹くデザインと最新のテクノロジーが融合したオサレガジェット。
今回紹介するEyewear 2と名前が似すぎているから注意。
HUAWEI Eyewear
EyewearはHUAWEIのオーディオグラス。
3種類のフレームがあり、Eyewear IIよりシンプルなデザインで普段使いしやすい。
日本のアイウェアブランドOWNDAYS(オンデーズ)とコラボしたモデルもあったけど今は販売していない。
HUAWEI Eyewear 2
Eyewear 2はHUAWEIの最新オーディオグラス。
Eyewear 2もOWNDAYSとコラボしており、OWNDAYSでレンズ交換が可能。
Eyewear 2とEyewearの違い・同じ点
Eyewear 2とEyewearの違い・同じ点をまとめたのが以下の表。
オーディオグラス | Eyewear 2 | Eyewear |
---|---|---|
発売日 | 2023/11/24 | 2022/8/9 |
価格(税込) | ブラック 37,800円 チタニウムシルバー 47,800円 | 32,780円 |
デザイン | ウェリントン型ハーフリム | ボストン型フルリム ウェリントン型フルリム ウェリントン型ハーフリム |
レンズ交換 | 可能 | 可能 |
テンプル | かなり細い | 細い |
装着感 | 日本人に合う | 日本人に合う |
音質 | 普通 | 普通 |
音漏れ | さらに小さい | 小さい |
マルチポイント | 対応 | 対応 |
アプリ | 対応 | 対応 |
充電ケーブル | 専用 | 専用 |
防塵・防水性 | IP54 | IPX4 |
メガネケース | ハードケース | ソフトケース |
価格
Eyewear 2の価格はカラーによって異なり、ブラックは37,800円、チタニウムシルバーは47,800円となっている。
一方Eyewearはデザインによらず一律32,780円。
円安の影響もあるかもしれないけど、年々ガジェットの値段が上がっていてつらい。
デザイン
Eyewear 2はブラック、シルバーの2色に対してウェリントン型ハーフリムの1種類のフレームデザインがある。
一方Eyewearのカラーはブラックのみだけど、ウェリントン型ハーフリム、ウェリントン型フルリム、ボストン型フルリムの3種類のフレームデザインがある。
レンズ交換
Eyewear 2、Eyewearともにレンズ交換に対応している。
レンズ交換と言っても単にレンズの取り外しができるというだけではない。
OWNDAYSの店舗に持って行くことで、正式にレンズ交換してもらえる。
Eyewearシリーズ以外のオーディオグラスで、メガネ屋さんで正式にレンズ交換してくれるものはないから、その時点でEyewearシリーズは最強。
テンプル
オーディオグラスの重要なポイントの1つが「テンプルが太すぎない」こと。
オーディオグラスはテンプルにバッテリーや電子基板、センサーなんかが入ってるせいでテンプルが太くなりがち。
テンプルが太いと明らかに見た目に違和感があるから、細ければ細いほど普通のメガネに近づいて使いやすくなるというのが自論。
前モデルのEyewearはテンプルが細くて、ほとんど普通のメガネにしか見えなかったんだけど、Eyewear 2はさらにテンプルが細くなっていて驚いた。
その分じゃっかん厚みが増しているんだけど、装着している状態では厚みは見た目に影響ないから問題ない。
前モデルから絶妙な進化を遂げていて感動した。
装着感
オーディオグラスのもう1つの重要なポイントが「日本人の頭に合うか」。
アメリカとかヨーロッパの企業が開発したオーディオグラスは欧米人の頭のサイズと鼻の高さに合わせて作られているから日本人には合いにくい。
頭への締め付けがきつく感じたり、鼻に引っ掛かりにくかったりする。
その点HUAWEIは中国の企業だからEyewear 2もEyewearもアジア人に合うようにできていて、装着感にストレスはない。
本体の重さもEyewear 2が37.8g、Eyewearが36.4gとなっておりどちらも40gを切っている。
音質
音質はどちらもめちゃくちゃいいというわけではないけど、悪くもないといった感じ。
公式ホームページを見ると、Eyewear 2はEyewearより音質が良くなってるっぽいんだけど、正直あまり進化が分からなかった。
それはいいとして、音質のカスタマイズができないのが残念。
最近のワイヤレスイヤホンはアプリと連携することでイコライザーをカスタマイズできるものが多いけど、Eyewearシリーズは対応していない。
うーん。
その点AnkerのSoundcore Framesは音質もいいし、アプリのカスタマイズも豊富で素晴らしい。
音漏れ
音漏れはEyewearよりもEyewear 2の方が明らかに小さい。
スピーカーがテンプルの上下に付いていて、逆位相の音波で音漏れを軽減する構造は一緒だけど、Eyewear 2用に新しいスピーカー設計を開発したとホームページに書いてあるから、内部の構成がじゃっかん違うんだと思う。
とにもかくにも、周囲への音漏れが気になる人はEyewear 2を選んだ方がいい。
マルチポイント
Eyewear 2もEyewearもマルチポイントに対応している。
マルチポイントは2台のデバイスに同時に接続できる機能。
アプリ
Eyewear 2もEyewearもHUAWEI AI Lifeアプリに対応している。
HUAWEI AI Lifeアプリでできることは以下。
Eyewear 2には照明の設定という謎の機能が追加されている。
この機能の正体は、通話したり音楽をかけたりするときにテンプルのサイドが光るというもの…
光らせるか光らせないかの設定をアプリでできる。
充電ケーブル
Eyewear 2もEyewearも専用の充電ケーブルがそれぞれ必要。
専用の充電ケーブルは2又になっており、USB-C端子に装着して使う。
充電端子の形状が違うから、Eyewear 2とEyewearの充電ケーブルは併用できないので注意。
防塵・防水性
防塵・防水性はEyewear 2がIP54、EyewearがIPX4になっている。
IP54は粉塵と水の飛沫からの保護を保証しており、IPX4は水の飛沫のみ保護が保証されている。
まあそれほど気にするところではない。
メガネケース
Eyewear 2はハードケースだけど、Eyewearはソフトケースが付属する。
もちろんハードケースの方がカバンの中でつぶれたりする心配がないから嬉しい。
Eyewear 2とSoundcore Framesの違い・同じ点
Eyewear 2とSoundcore Framesの違い・同じ点をまとめたのが以下の表。
オーディオグラス | Eyewear 2 | Soundcore Frames |
---|---|---|
発売日 | 2023/11/24 | 2022/6/1 |
価格(税込) | ブラック 37,800円 チタニウムシルバー 47,800円 | 19,900円 |
デザイン | ウェリントン型ハーフリム | ボストン型フルリム |
レンズ交換 | 可能 | 不可 |
テンプル | かなり細い | かなり細い |
装着感 | 日本人に合う | 日本人に合う |
音質 | 普通 | 立体感 |
音漏れ | さらに小さい | 小さい |
マルチポイント | 対応 | 対応 |
アプリ | 対応 | 対応 |
防塵・防水性 | IP54 | IPX4 |
メガネケース | あり | あり |
ポイントは価格と音質とレンズ交換。
価格
価格はSoundcore Framesが19,900円、Eyewear 2が37,800円と47,800円で倍くらいする。
そんなに出せるか!という人はSoundcore Framesがおすすめ。
音質
Soundcore Framesは立体感のある音質でEyewear 2より迫力があって楽しい。
Soundcoreアプリのも優秀で、イコライザーの調整も細かくできる。
音質と言う点ではSoundcore Framesが上。
レンズ交換
Soundcore Framesはレンズ交換ができない。最初からついているブルーライトカットレンズから変更不可。
Eyewear 2はレンズ交換できるから、それだけでもオンリーワンの価値がある。
結論としては、度付きレンズに交換したいならEyewear 2、ブルーライトカットレンズでもいいならSoundcore Framesということになる。
Soundcore Framesは以下の記事でレビューしているから参考にしてほしい。
Eyewear 2の詳細スペック
Eyewear 2の詳細なスペックは以下の通り。
製品 | Eyewear 2 |
---|---|
発売日 | 2023/11/24 |
価格 | ブラック 37,800円 チタニウムシルバー 47,800円 |
フレーム形状 | ウェリントン型ハーフリム |
カラー | ブラック フレーム ブラック テンプル ブラック チタニウムシルバー フレーム チタンシルバー テンプル シルバーグラデーション |
重さ | ブラック 37.8g (ファッショングラス部分を含む) 30.8g (ファッショングラス部分を含まない) チタニウムシルバー 39.2g (ファッショングラス部分を含む) 28.8 g (ファッショングラス部分を含まない) |
サイズ | ブラック レンズフレーム 50mm ノースブリッジ 23mm フレームテンプル 149mm チタニウムシルバー レンズフレーム 56mm ノースブリッジ 13mm フレームテンプル 149mm |
バッテリー容量 | リチウムイオンポリマー電池 110mAh(最小値) |
バッテリー持続時間 | 音楽再生 最大11時間 音声通話 最大9時間 |
充電方法 | USB-C(5V/1A) |
満充電時間 | 50分 |
操作 | 2回タップ 通話開始/終了 音楽再生/停止 音声アシスタント スライド 音量調整 曲送り/戻し 長押し 着信拒否 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 静電容量センサー |
接続性 | Bluetooth 5.3 ポップアップペアリング: 対応 装着検知: 対応 マルチポイント接続: 対応 |
機能 | 風ノイズ低減設計 音漏れ防止設計 |
ドライバー | 同一指向型デュアル振動板スピーカー×2 約30×6×4.8mm |
防塵。防水性 | IP54 |
Eyewear 2の同梱物
Eyewear 2の同梱物は以下。
- 本体
- ケース
- 充電コンバータ―
- クイックスタートガイド
- 保証とアフターサービスのご案内
- クロス
他のオーディオグラスと比較
Eyewear 2以外のオーディオグラスと比較するなら以下の記事を参考にしてほしい。
【まとめ】Eyewear 2に死角なし
Eyewear 2は現状最強のオーディオグラス。
レンズ交換可能、テンプルが細い、日本人に合う、これらの理由で私はEyewear 2をイチオシする。
同様の理由で前モデルのEyewearもおすすめなんだけど、Eyewear 2の方が音漏れ防止性能が高いから、個人的にはEyewear 2がいいと思う。
とはいえ前モデルのEyewearはセールとかメルカリで安く買える可能性があるから、価格と音漏れを天秤にかけて選べばOK。
では、バイぜ。