低音は正義。
低音最強。
どうも低音教信者のテイクです。
低音が強いワイヤレスイヤホンを探しているとAVIOTのTE-BD11tRにたどり着く人も多いと思う。
タイトルでネタバレしてるけど、結論を言うとTE-BD11tRの低音は期待外れだった。
とはいえ、いいところもあったからそれらも含めてレビューをしていこうと思う。
AVIOTは日本のワイヤレスイヤホンブランド
AVIOTは2014年に日本で誕生したワイヤレスイヤホンブランド。
AVIOTという名前自体は知らない人も多いのではと思うが、実はワイヤレスイヤホンを30種類以上も出している。
AVIOTの一番の特徴は、やはりアーティストコラボ。
凛として時雨のピエール中野さんが監修したワイヤレスイヤホンTE-Z1PNKや、あのちゃんがイメージキャラクターのTE-Q3がある。
ファンならついつい欲しくなってしまうワイヤレスイヤホンである。
TE-BD11tRはAVIOTの重低音モデル
TE-BD11tRは、AVIOTの重低音モデル。
「ULTRA DEEP BASS」という設計になっていて、低音の迫力と中高音域のクリアーさを両立している。
TE-BD11tRの価格
TE-BD11tRの価格は16,940円。
他のAVIOTのワイヤレスイヤホンの価格は以下の通り。
イヤホン | 価格 |
---|---|
TE-Q3 | 11,990円 |
TE-BD11tR | 16,940円 |
TE-J1 | 21,890円 |
TE-Z1PNK | 39,600円 |
ワイヤレスイヤホンとしては、ミドルレンジの価格帯に該当する。
TE-BD11tRの発売日
TE-BD11tRの発売日は2022/12/2。
TE-BD11tRのスペック
イヤホン | TE-BD11tR |
---|---|
形状 | カナル型 |
発売日 | 2022年12月2日 |
定価 | 16,940円 |
ANC | |
外音取り込み | |
ハイレゾ | |
マルチポイント | |
急速充電 | 10分の充電で120分再生 |
ワイヤレス充電 | |
イヤホン本体オン/オフ | |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー アーマチュアドライバー |
マイク | 高感度MEMSマイク |
バッテリー | 85mAh(イヤホン) 600mAh(ケース) |
通話時間 | 9時間 |
再生時間 | 18時間(イヤホン単体) 60時間(ケース併用) |
充電時間 | 1.5時間 |
充電ポート | USBタイプC |
防塵・防水性 | IPX4 |
Bluetooth | 5.2 |
マルチペアリング | 8デバイス |
マルチポイント | 2デバイス |
コーデック | AAC SBC |
プロファイル | A2DP HFP HSP AVRCP |
TE-BD11tRの実機レビュー
落ち着いた低音
TE-BD11tRの低音は、迫力ある低音!というよりは「確かにそこにある」低音。(伝われ)
低音が主役ではなくて、主役はあくまで中高音域で、助演男優賞みたいな感じでそこにある。(伝われ)
でも重低音モデルって言われたら、低音ガンガンを想像しちゃうやん。
そこのズレがあったね。
ノイズキャンセリングが微妙
TE-BD11tRはノイズキャンセリングが弱い。
まあAVIOTのワイヤレスイヤホン全般に言えることでもあるんだけど…
ノイキャンが優秀なワイヤレスイヤホンをつけると、道路の車の音とかほとんど消えるんだけど、TE-BD11tRは「ホントにノイキャン効いてる?」ってくらい大したことない。
静かなところで使うのはいいけど、うるさい場所には向いてない。
ここまでのレビューで音質関連が微妙だということが分かったと思うんだけど、ここからはポジティブなレビュー。
カラバリ豊富でデザインもグッド
AVIOTのワイヤレスイヤホンはカラーバリエーションが豊富。
TE-BD11tRもディープブラック、ダークルージュ、ドーンブルー、ポーラーホワイトの4種類ある。
ディープブラック | |
ドーンブルー | |
ダークルージュ | |
ポーラホワイト |
イヤホンが宝石で、充電ケースが宝石箱みたいなデザインになっていてかわいい。
男女問わず使えると思う。
ワイヤレス充電対応
TE-BD11tRの最大のメリットはワイヤレス充電といっても過言ではない。
ワイヤレス充電器の上にケースを置くだけで充電できるから快適。
実はAVIOTのワイヤレスイヤホンでワイヤレス充電対応モデルは少なくて、上位機種のTE-Z1PNKやTE-J1も対応してない。
急速充電にも対応
急いで充電しないと!という人も安心。
TE-BD11tRは急速充電にも対応している。
基本はワイヤレス充電でいいと思うけど、急いでいるときにも10分充電すれば120分も音楽再生できるから、充電し忘れても大丈夫。
驚異の60時間再生
TE-BD11tRは充電ケースと併用すれば、60時間も再生できる。
60時間も再生できるワイヤレスイヤホンって他にない。
有名どころのワイヤレスイヤホンの再生時間を見てみよう。
再生時間 | イヤホン単体 | ケース併用 |
---|---|---|
AVIOT TE-BD11tR | 18時間 | 60時間 |
Apple AirPods Pro | 6時間 | 30時間 |
SONY WF-1000XM | 12時間 | 不明 |
ANKER SoundCore Liberty4 | 9時間 | 28時間 |
AVIOT TE-J1 | 9時間 | 28時間 |
TE-BD11tRの再生時間が圧倒的なことが分かるだろう。
他のワイヤレスイヤホンと比べて半分の充電回数で済むから、充電が面倒くさい人には朗報。
マルチポイントもしっかり対応
マルチポイントにも対応してるから、スマホとタブレット、スマホとパソコンみたいに2台同時にBluetooth接続できる。
一台を音楽再生用、もう一台を電話待受用にすることもできるから、音楽再生中も別端末にかかってきた着信を逃すことがない。
イヤホン単体でオン/オフできる
ケースの出し入れで電源をオン/オフするワイヤレスイヤホンが多いけど、TE-BD11tRはイヤホン単体で電源のオン/オフができる。
これのおかげで充電ケースがなくても電源が切れるから、充電ケースを持ち運ぶ必要もない。
意外といいかも
低音が期待外れで残念だったんだけど、それ以外はかなりいいことに気づいた。
ワイヤレス充電、急速充電、マルチポイント、イヤホン単体のオン/オフ…
痒い所に手が届きすぎているから、低音はいったん置いておいて、ワイヤレスイヤホンとしてはかなり優秀。
とはいえ、この記事を読んでいる人は低音に飢えている人ばかりのはずだから、次に低音強めのワイヤレスイヤホンを紹介していく。
おすすめワイヤレスイヤホン【低音強め】
BOSE QuietComfort Ultra EarBuds
老舗オーディオブランドのBOSEから出ているQuietComfort Ultra EarBuds。
名前が長いからQC Ultra EarBudsって呼ぶ。
圧倒的低音・音圧・幸福
もしとにかく低音が強いワイヤレスイヤホンが欲しいならこれ。
QC Ultra EarBudsを初めてつけたとき衝撃だった。
今までAirPods Proを使ってきてたけど、QC Ultra EarBudsは別格。
ワイヤレスイヤホンというより、スピーカーで聞いているような感覚。
イマーシブオーディオとんでもない
イマーシブオーディオという3Dオーディオが採用されていて、QC Ultra EarBudsは音が頭の動きに追従する。
正面を向いている状態から、横を向くと横から音が聞こえるような感覚になる。
本当に目の前で演奏しているかのような没入感が味わえるようになっている。
これ本当に感動するから聞いてほしい。
マルチポイント非対応?ワイヤレス充電別売り??
価格が4万円弱もするのに、マルチポイント非対応だし、ワイヤレス充電のケースは別売り。
うん、残念ポイントではあるんだけど、それでもQC Ultra EarBudsは圧倒的買って良かったガジェット。
デメリットを凌駕するくらい、音に迫力に感動したから大満足。
AVIOT TE-J1
重低音モデルではないけど、TE-BD11tRより低音強め。価格も高め。
意外と低音出る
低音域にかけてはAirPods Proとか3万円を超えるワイヤレスイヤホンにはさすがに勝てないけど、イコライザ調整して低音を上げればちゃんと迫力ある音が聞ける。
やはりノイズキャンセリングが微妙
TE-BD11tRのレビューでも言ったけど、AVIOTのワイヤレスイヤホンはノイキャンが微妙。
AirPods Proとかハイエンドのワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリングのような「静寂…!圧倒的静寂!」のような感動はない。
静かな場所ならよく効くけど、道路では弱い。
デザインはかなりいい
ワイヤレスイヤホンのレビューはいくつかしてきたけど、充電ケースのデザインが一番好き。
レザー調でサイドはスケルトン。
めっちゃかっこいい。
HUAWEI FreeBuds 5i
HUAWEIといえば、スマートウォッチが有名だけど、実はワイヤレスイヤホンも出している。
それがFreeBudsシリーズ。
コスパ最強の低音
FreeBuds 5iに限らずHUAWEIから出ているワイヤレスイヤホンは低音が強めに設計されている。
FreeBuds 5iも1万円程度だけど、低音が強め。
しかもLDACにも対応しているから、ハイレゾ音源を再生することも可能。
イコライザも3種類あって、アプリで変更できる。
デフォルト | 低音強化 | 高音強化 |
もちろん低音強化だよね。
HUAWEIのイヤホンはデザインがいいって知ってた?
HUAWEIのイヤホンは日本で全然見かけないけど、実はデザインがいいってことを知ってほしい。
例えば、FreeBuds 5は美しい曲線と鏡のような質感で時代の先端を行ってる。
FreeBuds 5iはケースのデザインが秀逸で、まん丸の宝石のようなデザインとマットな質感が最高。
ノイズキャンセリングも強い
ノイズ制御は、ノイズキャンセリング、オフ、外部音取り込みの3パターンから選べる。
さらにノイズキャンセリングにはウルトラ、標準、くつろぎの3つから好みのモードを選択できる。
ウルトラ | 非常にうるさい場所に最適 |
標準 | うるさい場所に最適 |
くつろぎ | ノイズの少ない場所に最適 |
ノイズキャンセリングは、AirPodsなどと比べるとさすがに劣る。
たしかに静かなんだけど、不自然な静寂というか、普段AirPods Proを使っている身からすると違和感がある。
それでも1万円台のワイヤレスイヤホンでは明らかに最強レベル。
ほぼAirPods Pro
このイヤホンと出会ったとき、「ほぼAirPods Proやん」って思った。
ちょっと大げさかもしれないけど、少なくともFreeBuds 5iとAirPods Proに3万円の金額差を感じなかった。
最近のワイヤレスイヤホンは高すぎるから、お金をかけたくない人にはFreeBuds 5iはけっこうおすすめ。
【まとめ】低音目当てなら買うな
「重低音モデル」、「ULTRA DEEP BASS」と言いながら、低音は期待外れだった。
これは素直に残念だったけど、再生時間がワイヤレスイヤホン界ナンバーワンだったり、イヤホン本体でオン/オフができたりと、痒い所に手が届くワイヤレスイヤホンになっている。
だから、低音目当てというよりは、何でもできる万能なワイヤレスイヤホンが欲しいひとにおすすめ。
低音ガンガン鳴るワイヤレスイヤホンならBOSEのQuietComfort Ultra EarBudsがおすすめ。