日本のオーディオブランドAVIOTからピヤホン7ことTE-ZX1-PNKが登場。
49,500円というやばい価格なのに、発売開始してすぐ売り切れたから期待度の高さがうかがえる。
【結論】満足
結論から言うと、満足。これに尽きる。
今回のレビューのポイントが49,500円出して良かったと思えるかどうかだと思っていて、その点では49,500円の価値があると思った。
今使ってる1軍ワイヤレスイヤホンがBOSEのQC Ultra EarBudsで、こいつと競るワイヤレスイヤホンはしばらく出てこないだろうなと思っていたらもう出てきた(笑)
5ドライバーによる音の情報量、それでいて統一感もあって、圧倒される音質だった。
TE-ZX1-PNKの概要
イヤホン | TE-ZX1-PNK |
---|---|
ドライバー | トライブリッド5ドライバー (10mmダイナミック+平面磁気駆動型+BA×3) |
通話用内蔵マイク | 高性能MEMSマイク |
バッテリー容量 | イヤホン片耳:70mAh 充電ケーズ:400mAh |
最大通話時間 | 約4時間 |
最大連続再生時間 | イヤホン単体:約8時間 充電ケース併用:約20時間 |
充電時間 | イヤホン単体:約1.5時間 充電ケース:約1.5時間 |
充電ポート | USB-C |
防水性能 | IPX4 |
Bluetooth | 5.2 |
マルチペアリング | 8デバイス |
マルチポイント | 2デバイス |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
対応プロファイル | A2DP,HFP,AVRCP |
TE-ZX1とTE-ZX1-PNKの違い
TE-ZX1-PNKと同時にTE-ZX1も発売された。
TE-ZX1が基本モデルで、TE-ZX1-PNKがTE-ZX1をベースにピエール中野氏が監修したイヤホンになる。
「下手にいじったら全部が崩れてダメになってしまうのではないか」というくらい完成度の高いサウンドの“TE-ZX1”をベースモデルに、どうやってピヤホンシリーズらしさを出せるのか。考え抜いた先に行き着いたのが、低音の質感でした。何度も開発チームと試行錯誤を重ね、“うねるような低音”が特徴の、唯一無二のサウンドが完成しました。-ピエール中野-
AVIOT公式ホームページ
主な違いは以下の通り。
イヤホン | TE-ZX1 | TE-ZX1-PNK |
---|---|---|
カラー | レッド | ブラック |
コラボ | カウボーイビバップ (アニメ) | ピエール中野 |
価格 | 49,500円 | 49,500円 |
トライブリッド5ドライバー
TE-ZX1シリーズの代名詞が「トライブリッド5ドライバー」。
ワイヤレスイヤホンのドライバーって、1つか2つのイメージなんだけど、TE-ZX1は5個積んでる。
- ダイナミック型ドライバー×1
- 平面磁気駆動型ドライバー×1
- バランスドアーマチュアドライバー×3
ダイナミック型と平面磁気駆動型は前フラッグシップモデルのTE-Z1PNKにも搭載されていた。
バランスドアーマチュアは1年前くらいに発売されたTE-J1というミドルレンジモデルに搭載されていた。
要するに、AVIOTの集大成モデルといっても過言ではないわけだ。
TE-ZX1-PNKの価格
TE-ZX1-PNKの価格はまさかの49,500円。
高すぎる…(笑)
有名ブランドのフラッグシップモデルの価格と比べても高い。
イヤホン | 価格 |
---|---|
AVIOT TE-Z1 | 39,600円 |
BOSE QC Ultra EarBuds | 39,600円 |
Apple AirPods Pro 第2世代 | 39,800円 |
SONY WF-1000XM5 | 41,800円 |
AVIOT TE-ZX1(TE-ZX1-PNK) | 49,500円 |
TE-ZX1-PNKの発売日
TE-ZX1-PNKは2024年1月10日から予約開始して、2月2日に発売開始された。
速攻売り切れて、次は4月以降順次発送とのこと。
TE-ZX1-PNKの実機レビュー
ここからは実際に使ってみたレビューをしていく。
デザインがかっこいい
TE-ZX1-PNKの本体デザインがかっこいい。
内側はクリアーになっていて、外側は「マシン」を連想させるような見た目をしてる。光り方もいい感じ。
ブラック×ゴールドの色合いも完ぺき。
前作のTE-Z1PNKもそうだったけど、AVIOTのワイヤレスイヤホンはデザインがいいよね。
充電ケースの高級感
TE-ZX1-PNKの充電ケースは触るとひんやりする。
ワイヤレスイヤホンの充電ケースってプラスチックなことが多いけど、TE-ZX1-PNKの充電ケースは金属を使ってるぽい。
プラスチックでは絶対に出せない重厚感と高級感があって、持っているだけでテンション上がる。
カラーはイヤホン本体と同じブラック×ゴールドでかっこよすぎ。(べた褒め)
圧倒される音質
【結論】でも書いたけど、TE-ZX1-PNKといえば音質。
「トライブリッド5ドライバー」システムで、通常1つか2つしか搭載されていないドライバーを5つも積んでいる変態構成。
ワイヤレスイヤホンは好きだけど、音のプロではない私は、「5ドライバーだろうが、2ドライバーだろうが違いなんて分かるかー」って思ってたんだけど、実際聞いてみたら全然違う。
5ドライバーによる圧倒的情報量で高音から低音までダイナミックで、色んな音がちゃんと自己主張してくれる。
また、BOSEのQC Ultra EarBudsみたいな空間オーディオには非対応だけど、ドライバーが縦方向に積み重なっていて音の発信源に物理的な距離差があるから立体的に音が聞こえる気がする。
ノイズキャンセリングは正当進化
前作のTE-Z1PNKと比べて、ノイキャンは向上してる。
SONYとかBOSEと比べると、さすがにノイキャンは弱いけど、必要十分といった感じ。
AVIOTのアプリが優秀
AVIOTのアプリ「SOUND ME」に対応。
このアプリからイコライザーを変えたり、ボイスサウンドを変えたりできる。
ワイヤレス充電なし
TE-ZX1-PNKはフラッグシップモデルでありながらでワイヤレス充電対応してないのはつらいところ。
他のフラッグシップモデルは基本ワイヤレス充電できるから負けてる。
イヤホン | ワイヤレス充電 |
---|---|
AVIOT TE-Z1 | 非対応 |
Audio-Technica ATH-TWX9 | 対応 |
BOSE QC Ultra EarBuds | 別売り |
Apple AirPods Pro 第2世代 | 対応 |
SONY WF-1000XM5 | 対応 |
AVIOT TE-ZX1(TE-ZX1-PNK) | 非対応 |
価格が高すぎる
結局これ。
価格が高すぎる。
AirPods Proが39,800円だから4万円前後かと思うやん。
まさかの49,800円ww
AVIOTはだいぶ攻めたことをしてると思うけど、それでもすぐ売り切れたわけだから、みんなTE-ZX1-PNKに期待しているということだよね。
実際、私は「49,800円…まあ仕方ないか。」と思わされるくらい満足した。
この感覚は旅行でちょっといいホテル泊まったあとの満足感に似てる。
前モデルTE-Z1PNKとの比較
イヤホン | TE-ZX1-PNK | TE-Z1PNK |
---|---|---|
発売日 | 2024/2/2 | 2022/12/23 |
価格 | 49,500円 | 39,600円 |
ドライバー | トライブリッド5ドライバー (10mmダイナミック+平面磁気駆動型+BA×3) | 10mmダイナミック型+平面磁気駆動型 |
マイク | 高性能MEMSマイク | 高性能MEMSマイク |
バッテリー | イヤホン片耳:70mAh 充電ケース:400mAh | イヤホン片耳:60mAh 充電ケース:400mAh |
通話時間 | 4時間 | 3時間 |
再生時間 | イヤホン単体:8時間 充電ケース併用:20時間 | イヤホン単体:7時間 充電ケース併用:18時間 |
充電時間 | イヤホン単体:1.5時間 充電ケース:1.5時間 | イヤホン単体:1.5時間 充電ケース:1.5時間 |
充電ポート | USB-C | USB-C |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
マルチペアリング | 8デバイス | 8デバイス |
マルチポイント | 2デバイス | 2デバイス |
コーデック | AAC SBC LDAC | AAC SBC LDAC |
プロファイル | A2DP HFP AVRCP | A2DP HFP HSP AVRCP |
TE-ZX1-PNKとTE-Z1PNKは名前も見た目も似ているから間違えないように注意!
価格と発売日
TE-Z1PNKの価格は39,600円でTE-ZX1-PNKより1万円も安い。
いや、決して安くはないんだけど(笑)
TE-Z1PNKは型落ちモデルになるから、セールのときに3万円くらいまで価格が落ちることもあって、比較的手を出しやすい。
発売日も2022年の年末で、1年半も経ってないからけっこうお得。
下位互換というわけでもない
TE-Z1PNKはTE-ZX1-PNKの下位互換かと思うかもしれないんだけど、そうでもないことを伝えたい。
スペックを並べてみると、TE-Z1PNKがTE-ZX1-PNKに勝っているところは特にない。
でも実際に音質を比べてみると全然違う。
TE-ZX1-PNKはオールマイティな音質って感じなんだけど、TE-Z1PNKはロックなサウンド。
繊細に楽器の音が再現されていて、ドラムのシンバルの音とかギターの旋律とかめっちゃきれいに聞こえる。
だから邦ロックをよく聞く人にTE-Z1PNKはおすすめなんだ。
ピヤホン8 TE-W1-PNK登場
ピヤホン7 TE-ZX1-PNKが出たばかりなんだけど、もうピヤホン8 TE-W1-PNKが発表された。
TE-W1-PNKの発売日は4月上旬で価格は19,800円(税込み)。
かなり手を出しやすい価格になってよかった。
【まとめ】ワイヤレスイヤホン5万円時代
TE-ZX1-PNKがほぼ5万円で驚いたけど、他のワイヤレスイヤホンもそのうち5万円に到達するんじゃないか…
AirPodsもSONYも新作フラッグシップモデルの度にじわじわ値上げしてるからね。
ひー!
では、バイぜ。