最近はワイヤレス充電できるモバイルバッテリーも増えてきた。
モバイルバッテリーで有名なAnkerも、多くのワイヤレス充電対応モバイルバッテリーを出している。
それがMagnetic Battery (MagGo)シリーズ。
どれも素晴らしいモバイルバッテリーなんだけど、残念ながらネーミングセンスがない(笑)
- Anker 621 Magnetic Battery
- Anker 622 Magnetic Battery
- Anker 633 Magnetic Battery
いや、違いが分からん…!
そこで今回は、622 Magnetic Batteryのレビューをしながら、621, 623との違いを解説していく。
ぜひ最後まで読んでください。
【結論】622 Magnetic Batteryはおすすめ
結論、622 Magnetic BatteryはiPhone12以降を持っている人なら全員におすすめ。
また、Anker 621, 622, 633 Magnetic Batteryの違いは以下の通り。
品番 | 621 | 622 | 633 |
---|---|---|---|
容量 | 5000mAh | 5000mAh | 10000mAh |
スタンド | なし | あり | あり |
詳しい比較はこちらから。
モバイルバッテリーを選ぶポイント
モバイルバッテリーを選ぶポイントは以下の5点。
- サイズと重さ
- 容量(mAh)
- 充電速度
- 入力ポート
- 出力ポート
サイズと重さ
モバイルバッテリーには様々なサイズのものがある。
薄型・スティック型など用途や見た目の好みに応じて選んだらOK。
容量(mAh)
mAh(ミリアンペアアワー)はバッテリーの容量を表す単位。10mAhなら10mAの電流を1時間流せるだけの容量。mAhが大きいほど電池が長持ちする。
小型・軽量のモバイルバッテリーならだいたい5000mAhくらい。
他にも10000mAh、20000mAhクラスのものが定番。
最近のスマホの容量が3000~5000mAhなので、5000mAhのモバイルバッテリーならスマホ1回フル充電できるイメージ。
スマホ | 容量 |
---|---|
iPhone 14 Pro | 3274mAh |
Galaxy S23 | 3900mAh |
Google Pixel 7a | 4385mAh |
AQUOS Sense7 | 4570mAh |
Xperia 5IV | 5000mAh |
充電速度
充電速度が速ければ、すぐにスマホが充電できる。
充電速度はW(ワット)数が大きいほど速く充電できる。
W(ワット)は電気出力を表す単位。ワット数が大きいほど速く充電できる。W以外にも5V=2.4Aのような形で表記されることもあって、この場合は5V×2.4A=12Wの出力であることを意味してる。
スマホは5W程度あれば充電できるけど、高速充電対応のスマホを高速充電しようと思ったら、少なくとも18W以上のワット数が必要。
入力ポート
入力ポートは、モバイルバッテリー本体を充電するためのポート。
最近はUSB-Cのものがほとんど。
昔のモバイルバッテリーはマイクロUSBのものもあるけど、差し込む向きが決められているから不便。
直接コンセントに接続して充電できるタイプのモバイルバッテリーなんかもある。
出力ポート
出力ポートは、スマホを充電するためのポート。
USB-AかUSB-Cがスタンダード。
ワイヤレス充電や、ライトニング端子に対応しているものもある。
ANKERのモバイルバッテリーの特徴
ANKERのモバイルバッテリーは、コンパクトなモデルから大容量モデルまでとにかく種類が豊富。
その数は50種類以上。
ANKERのモバイルバッテリーの特徴は以下の通り。
- 高い充電能力と安全の保護機能
- ワイヤレス充電、ライトニング内蔵、コンセント直接接続など多彩なオプション
- ANKERの独自技術であるPowerIQとVoltageBoostによるハイスピード充電
- 高いコストパフォーマンス
- 安心の2年保証
ANKERといえばモバイルバッテリー、モバイルバッテリーといえばANKER!
ANKERのMagnetic Battry (MagGo)シリーズとは
ANKERのモバイルバッテリーMagnetic Battery (MagGo)シリーズは、「iPhoneのMagSafe対応モバイルバッテリー」。
MagSafe(マグセーフ)はAppleが開発した、磁石でデバイスとアクセサリをぴったりと接続する技術。12以降のiPhoneには標準装備されている。
ケーブル不要で、ものを減らせるだけでなく、磁石で固定され位置ズレの心配もないので、ワイヤレス充電でありながら安定した充電が可能。
以下の写真はMagSafe対応の充電器の例。
こちらは充電器だけど、モバイルバッテリーにもMagsafe対応のものもある。
今回レビューする622 Magnetic Batteryもそのひとつ。
ということで622 Magnetic Batteryを実機でレビューしていく。
ANKER 622 Magnetic Batteryの実機レビュー
- 開封!
- 外観とカラー
- 重さ
- 使い方
- 充電速度
開封!
622 Magnetic Batteryを開封式を執り行う。
今回は楽天のAnker公式ストアで購入した。楽天ポイントがおいしい。
中身はこんな感じ。
- モバイルバッテリー本体
- USB-タイプCケーブル
- 取扱説明書・保証書
Ankerのモバイルバッテリーは2年保証なので、保証書は大切に保管!
外観とカラー
今回購入したカラーはブラック。
シンプルな見た目と、マットな黒色で洗練された印象。
裏面はこんな感じ。
カラーはブラック以外に、ホワイト、ブルー、グリーン、パープルの5色ある。
カラーバリエーションが多いのもAnkerのいいところ。
A1614011 ブラック | |
A1614021 ホワイト | |
A1614031 ブルー | |
A1614061 グリーン | |
A16140V1 パープル |
ブラック、ホワイト以外のパステルカラーもかわいいですね!
重さ
本体の重さは140g。
Ankerの同クラスのモバイルバッテリーと比べると、マグネットとスタンドがついている分重くなっている。
とはいえ持っていて負担になるほどの重さではない。
使い方
622 Magnetic Batteryは、モバイルバッテリーとスタンド型充電器の二刀流の使い方ができる。
モバイルバッテリー界の大谷翔平。
モバイルバッテリーとして使う
622 Magnetic Battery、最高です。
ケーブルがいらないからスッキリするし、薄いから片手でスマホを持てる。
私はSHEINで買った激安のソフトスマホケースを使ってるいるんだけど、マグネットが強力だからケースをしてても余裕で使えてる。
もちろん、ワイヤレス充電だけでなく、ケーブル充電も可能。
スタンド型充電器
机の上に置いて、動画を観たり、料理のレシピを見たりという使い方もできるから、モバイルバッテリーだけでなく、幅広い使い方ができる。
これは買ってよかった。
充電速度
これは唯一の弱点なんだけど、ワイヤレス充電は充電の速度が遅い。
これはワイヤレス充電の宿命で、どう頑張ってもケーブルの充電速度には勝てない。
実際に622 Magnetic Batteryで充電時間を計測してみた結果が以下。
1時間の充電で、ワイヤレス充電は41%充電できたのに対して、ケーブル充電は倍近い79%充電できた。
急いでいないときはワイヤレス充電、急いでいるときはケーブル充電で使い分けるしかない。
Anker 621, 623 Magnetic Batteryと比較
品番 | 621 | 622 | 633 |
---|---|---|---|
カラー | ブラック ホワイト ブルー グリーン パープル | ブラック ホワイト ブルー グリーン パープル | ブラック ホワイト ブルー |
サイズ | 約111×66×11.5mm | 約105×67×13mm | 約107×66×18mm |
重さ | 約132g | 約140g | 約218g |
入力 | USB-C:12W | USB-C:12W | USB-C:20W |
出力 | USB-C:12W ワイヤレス:7.5W | USB-C:12W ワイヤレス:7.5W | USB-C:20W USB-A:18W 合計最大:18W ワイヤレス:7.5W |
容量 | 5000mAh | 5000mAh | 10000mAh |
スタンド | なし | あり | あり |
価格 | 5,990円 | 6,490円 | 7,990円 |
大きな違いは以下の2点。
- 容量
- スタンド有無
容量(mAh)
621と622は5000mAh、633は10000mAhのモバイルバッテリー。
最近のスマホの容量が3000~5000mAhなので、5000mAhのモバイルバッテリーならスマホを1回、10000mAhのモバイルバッテリースマホを2回フル充電できるイメージ。
mAh(ミリアンペアアワー)はバッテリーの容量を表す単位。10mAhなら10mAの電流を1時間流せるだけの容量。mAhが大きいほど電池が長持ちする。
容量が大きい方がたくさん充電できるので、大きければ大きいほうがいいように思うかもしれないけど、容量が大きいとモバイルバッテリーが大きく、重くなるというデメリットがある。
633は200gを超えてくるので、実際に使うと重たく感じるかもしれない。
あと分厚いので片手でスマホと一緒に持つときに持ちにくそう。
スタンド有無
スタンドがあると、モバイルバッテリーとしてだけでなく、スタンド型充電器としても使える。
机の上に置いて、動画を観たり、料理のレシピを見たりという使い方ができるので便利。
個人的には、ワイヤレス充電ができるモバイルバッテリーにスタンドは必須。
スタンドがあるだけで使い方の幅が格段に広がるので、価格に見合った価値があると思う。
他のおすすめモバイルバッテリー
MagSafe対応のiPhone(=iPhone12以降)を持っていない場合は、622 Magnetic Batteryの良さを発揮できないので、別のモバイルバッテリーがおすすめ。
ということでAnkerの他のおすすめモバイルバッテリーを2つ紹介する。
Anker PowerCore III 5000
1つ目に紹介するのがPowerCore III 5000。
一言で言うと、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」。
見た目もサイズ感も622 Magnetic Batteryとそっくりなんだけど、ワイヤレス充電は付いていない。
あるのはUSB-CとUSB-Aポートが1つずつ。
2つポートがあるから同時充電できるのはメリット。
実は私、PowerCore III 5000をずっと使っていたんだけど、エレコムの10cmケーブルと組み合わせることで、MagSafeっぽく使えることを発見した。(マグネットでくっつくわけではないので注意)
PowerCore III 5000ならMagSafeがないiPhone11以前のiPhoneを使っている人も使えるし、622 Magnetic Batteryの半額くらいの値段なのでおすすめ。
Anker Nano Power Bank
2つ目に紹介するのがNano Power Bank
一言で言うと、「超コンパクト」。
現行のAnkerのモバイルバッテリーで最も軽く、最も小さい。
その秘密が端子一体型になっているこの形状。
端子一体型なので、例えばライトニングとUSB-Cなどのデバイスに使い分けて充電することはできないけど、無駄なものを省いてとにかくコンパクトになった。
差し込むだけで簡単に充電できるから、使い勝手もいい。
モバイルバッテリーを差したまま使うには、片手だとスマホが持ちにくいのがデメリット。
両手でスマホを触る人なら問題なし。
私が持っているのはライトニング端子だけど、USB-C端子バージョンもある。
【まとめ】MagSafeは最高
本記事は「ANKER 622 Magnetic Batteryレビュー|621, 633と比較」について書いたもの。
結論、622 Magnetic BatteryはiPhone12以降を持っている人なら全員におすすめ。
初めてMagSafe対応のモバイルバッテリーを使いましたが、なぜ今まで使ってこなかったのかちょっと後悔した。
それくらいおすすめ。
iPhone12以降しか対応していないのが難点ではあるが、もしiPhone12以降を使っているならぜひ試してほしい。