Shokzの骨伝導イヤホンにはOpenRunというスタンダードモデルに加えてOpenCommというビジネスモデルがる。
ブームマイクの有無という違いはあるけど、性能は使ってみないと分からないからこの記事で比較していく。
【結論】OpenCommはマイクのノイキャンがすごい
OpenCommはマイクのノイズキャンセリングがOpenRunより強いから、リモートワークとかオンライン会議が多い人に圧倒的におすすめ。
音質とか使い勝手という点ではOpenRunの方がいいのは間違いないんだけど、「仕事用」として特化するならOpenCommがいい。
オンラインで会話する機会が多い人ならみんなうなずくと思うんだけど、周りの雑音とか会話を拾ってる人めっちゃうっとうしいよね(笑)
自分がそうならないように、仕事用のマイク性能はこだわった方がいいと思うんだ。
OpnCommとOpenRunの概要
製品 | OpenRun スタンダードモデル | OpenComm ビジネスモデル |
---|---|---|
発売日 | 2022年3月1日 | 2020年12月14日 |
定価 | 17,880円 | 22,880円 |
主な用途 | 日常 トレーニング | 仕事 |
骨伝導技術 | 第8世代 | 第7世代 |
ミニサイズ | あり | なし |
カラー | ブラック グレー ブルー レッド | ブラック |
バッテリー 駆動時間 | 8時間 | 16時間 |
バッテリー 待機時間 | 最大10日 | 最大14日 |
電池容量 | 160mAh | 176mAh |
急速充電対応 | 10分間の充電で1.5時間使用可能 | 未対応 |
充電時間 | 1.5時間 | 1時間 |
充電ポート | 磁気誘導 | 磁気誘導 |
最大充電電圧 | 5.0V±5% | 5.25V |
Bluetooth バージョン | 5.1 | 5.1 |
無線通信距離 | 10m | 10m |
対応プロファイル | A2DP,AVRCP,HSP,HFP | A2DP,AVRCP,HSP,HFP |
マルチペアリング | 可能 | 可能 |
互換コーデック | SBC | SBC |
防水・防塵 | IP67 | IP55 |
素材 | フルチタン | フルチタン |
コマンドコントロール | 多機能ボタン ボリュームボタン | 多機能ボタン ボリュームボタン |
重量 | 26g | 33g |
水分検出器 | 搭載 | 搭載 |
周波数帯域 | 20Hz~20kHz | 20Hz~20kHz |
EQ機能 | スタンダードモード ボーカルモード | スタンダードモード ボーカルモード |
感度 | 105±3dB | 96±3dB |
マイクタイプ | デュアルノイズキャンセリングマイク | デュアルノイズキャンセリングマイク |
マイク感度 | -38dB±3dB | -38dB±3dB |
OpenRunはのスタンダードモデル
OpenRunは2022年3月1日に発売されたSHOKZのスタンダードモデル。
スタンダードモデルでありながら豊かな音質を備えた万人におすすめできる骨伝導イヤホン。
Runという名前だけど見た目もシンプルだからランニングだけでなく幅広い用途で使える。
骨伝導イヤホンで迷ったらコレ。
より低音が強化されたOpenRun Proもある。
OpenCommはビジネスモデル
OpenCommは2020年12月14日に発売されたSHOKZのビジネスモデル。
実はOpenRunより1年以上前に発売されている。
ブームマイクを搭載していて、OpenRunより通話や会議に適したモデル。
カラーバリエーション
OpenRunはブラック、グレー、ブルー、レッドの4種類だけど、OpenCommはブラックだけ。
ミニサイズ
OpenRunにはミニサイズがある。
ネックバンドを短くすることで頭が小さい人でも運動中にズレにくくなる。
OpenCommは運動用じゃないからミニサイズは用意されていない。
OpnCommとOpenRunの比較レビュー
ここからは実際に使ってみて比較しながらレビューしていく。
使い勝手|ブームマイクが取り外し不可
OpenCommは左側の振動子からブームマイクが伸びている。
使わないときは折りたたんでコンパクトにすることができるんだけど、取り外しができないのがデメリットで仕事用以外に使いづらい。
OpenRunなら日常使い、運動、仕事何でも使えるから使い勝手はいい。
マイク音質|どちらもいい
OpenRunとOpenCommを使って実際に声を録音してみた。
どちらもはっきりと聞こえてマイクの音質はほとんど同じだと思う。
\音量注意/
OpenRunの音声テスト
OpenCommの音声テスト
マイクノイキャン|OpenCommの方が優秀
違いが出たのがマイクのノイズキャンセリング。
これに関してはOpenCommが圧倒的に優秀。
イヤホンの隣で工事現場の音を大音量で流して録音してみた。
\音量注意/
OpenRunのノイズテスト
OpenCommのノイズテスト
OpenRunはノイズが抑えきれてないんだけど、OpenCommは全体的に音が丸まっているのがよく分かると思う。
周りの雑音とか会話を拾わなくてすむから、通話相手にストレスを与える心配もない。
「仕事用」として割り切るならOpenCommがいい。大事な打ち合わせで余計なこと気にしたくないからね。
イヤホン音質|OpenRunの方がクリアー
イヤホンの音質に関してはOpenRunの方が上。
第7世代の骨伝導技術を採用しているOpenCommに対してOpenRunは第8世代で音がクリアーになってる。
製品 | OpenRun Pro | OpenRun | OpenComm |
---|---|---|---|
発売日 | 2022年3月1日 | 2022年3月1日 | 2020年12月14日 |
骨伝導技術 | 第9世代 | 第8世代 | 第7世代 |
進化ポイント | 低音の強化 | 音がクリアー | ー |
特に音楽を聞くと違いがよく分かる。
OpenCommは少し音がこもったような印象を受けるけど、OpenRunはボーカルの声と楽器の音がよりハキハキと聞こえるようになってる。
ちなみに第9世代のOpenRun Proは音がクリアーかつ低音がより強化されているから、さらに迫力ある音楽体験ができる。
とはいえ通話する分には音質はそれほど気にならないから大丈夫。
バッテリー|OpenCommが最強
バッテリーの持続時間はOpenRunの8時間に対してOpenCommが16時間もあるから、一度充電したらしばらく充電しなくていい。
ただSHOKZの骨伝導イヤホンは充電しながらの使用ができないから注意。
防塵・防水性|気にしなくていい
モデル | OpenRun | OpenComm |
---|---|---|
防塵・防水等級 | IP67 | IP55 |
防塵性 | 完全な防塵構造 | 粉塵からの保護 |
防水性 | 既定の圧力、時間で水中に没しても水が浸入しない | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
OpenRunの方が防塵・防水性能が高い。
とはいえOpenCommは「仕事用」だから、水に濡れたり、ほこりをかぶったりすることはまずないと思うからこの差は気にしなくていい。
大雨の中オンライン会議したり、工事現場でデスクワークする人は別。
ケース|OpenCommは便利なシェルケース付き
OpenCommにはシェルケースが付属しているから持ち運びしやすい。
骨伝導イヤホンはカバンの中に雑に入れると荷物の重みで折れないか心配になるからシェルケースは必要。
残念ながらOpenRunにはシェルケースが付属していない。
OpenComm UCで通話品質アップ
PCとの接続安定性をさらに高めたい場合は専用のBluetoothアダプターが付属したOpenComm UCもある。
OpenComm2が登場
OpenCommの後継機種としてOpenComm2が発売された。
- ブームマイクの位置が左から右に変わった
- ミュートボタンが追加された
だけのマイナーチェンジ版。
とはいえOpenCommをわざわざ選ぶ理由もないから、今から買うとしたらOpenComm2でOK。
【結論】仕事特化型骨伝導
もうこれだけ覚えて帰ってほしい。
では、バイぜ。