2023年3月にHUAWEIからコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホンFreeBuds 5iが発売された。
11,800円というエントリークラスのイヤホンながら、機能もりもりで評価の高いイヤホン。
ということで今回はHUAWEIが新たに発売した高コスパイヤホンFreeBuds 5iをレビューしていく。
本記事を読めば、FreeBuds 5iの詳細なスペックだけでなく、リアルな使用感も分かる。
HUAWEI FreeBuds 5iの基本情報
HUAWEI FreeBuds 5iのスペック
比較として2022年に発売されたさらに安いモデルFreeBuds SEを載せている。
製品 | FreeBuds 5i | FreeBuds SE |
---|---|---|
発売日 | 2023年3月16日 | 2022年7月28日 |
定価 | 11,800円 | 6,480円 |
カラー | ネビュラブラック アイルブルー セラミックホワイト | アマゾナイトブルー ホワイト(amazon限定) |
重さ | イヤホン単体:約4.9g ケース単体:約33.9g | イヤホン単体:約5.11g ケース単体:約35.6g |
電池容量 | 各イヤホン:55mAh ケース:410mAh | 各イヤホン:37mAh ケース:410mAh |
音楽連続再生時間 | イヤホン単体:7.5時間 充電ケース併用時:28時間 | イヤホン単体:6時間 充電ケース併用時:24時間 |
充電時間 | イヤホン:約60分 ケース:約110分 | イヤホン:約60分 ケース:約120分 |
操作 | スワイプ、タップ2回、長押し | タップ2回 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー | 10mmダイナミックドライバー |
ハイレゾ | 対応 | 非対応 |
機能 | アクティブノイズキャンセリング/通話ノイズキャンセリング/トランスペレンシーモード | 通話ノイズリダクション/装着検知 |
耐水 | IP54 | IPX4(イヤホンのみ) |
価格は5,000円しか違いませんが、FreeBuds SEと比べて大幅に機能が進化している。
11800円なのに優秀すぎる機能
- ハイレゾサウンド
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)
- マルチポイント
- IP54の耐水性能
- 28時間の連続再生
スペックだけ見ると、2~3万円台のイヤホンと並べても遜色なし。
特に、ハイレゾ、ノイズキャンセリング、マルチポイントといったイヤホンの性能に直接関わる機能に妥協がないのが嬉しい。
こんなに安くしてHUAWEIさん大丈夫?
ワイヤレス充電は非対応
最近のワイヤレスイヤホンのケースはワイヤレス充電に対尾しているものも多いが、FreeBuds 5iは非対応。
ワイヤレス充電に関してはあったら嬉しいけど、必須ではないので仕方ないかな。
HUAWEI FreeBuds 5iで分かるイヤホン業界の闇
ワイヤレスイヤホンって今どきは、2~3万円するものだと刷り込まれているが、さすがに高すぎ。
FreeBuds 5iを見れば分かる、これだけ機能を盛り込んで11,800円という価格で売っても利益が出るということ。
さすがにAppleやSONYの方が音質やノイズキャンセリングの性能は良いとしても、2万円以上価格が高いというのはバグ。
多分AppleとかSONYのイヤホンは利益率がとんでもなく高いと思う。
売れば売るだけ利益爆上げ状態。
今一度、冷静になってイヤホンに3万円も払う必要が本当にあるのか考えたほうが良いかもね。
そういう私はAirPods Proユーザー。無念…
HUAWEI FreeBuds 5iを開封
FreeBuds 5iを開封していく。
箱を開けると、まん丸なケースがお出迎え。なんかかわいい。
中身を全部取り出すとこんな感じ。
- イヤホン×2
- 充電ケース
- USBタイプCケーブル
- イヤーチップ×3サイズ
- クイックスタートガイド
- 安全マニュアル
HUAWEI FreeBuds 5iのレビュー
ここからは実際に使った感想を書いていく。
見た目はAirpods Pro
HUAWEI FreeBuds 5iはカナル型のイヤホン。うどん部分が短いので少し持ちにくい。
見た目はAIrPods Proにそっくり。
イヤホン単体の重量は4.8g。
前モデルのFreeBUds 4iと比較して、11%も軽量化。
ケースの重量はイヤホン込みで42.7g。
AirPods Proと比較すると13.6gも軽い。
軽いに越したことはないので、この点はFreeBuds 5iの勝ち。
ケースがかわいい
FreeBuds 5iはケースの見た目が最高。
まん丸の宝石のようなデザインと、マットな質感。
11,800円とは思えないような高級感を感じる。
アイルブルーとネビュラブラックの2色は、小石をモチーフにしたマットな質感。セラミックホワイトは翡翠のようにつややか。
裏面は平らになっているので、机の上に置いても転がったり、揺れたりるすことはない。
音質は低音重視のバランス設計
音質は11,800円という価格の割に良い。
HUAWEIのイヤホンは低音重視なものが多いが、FreeBuds 5iも例に漏れず低音がしっかり出る。
イコライザーは3種類あり、好みに応じて変えられれる。
デフォルト | 低音強化 | 高音強化 |
この価格帯でハイレゾ対応なのもすごい点。
ただぶっちゃけApple Musicなどのサブスクではハイレゾ音源が少ないから、恩恵は少ないかも。
ノイズキャンセリングは同価格帯最強
ノイズ制御は、ノイズキャンセリング、オフ、外部音取り込みの3パターンから選べる。
さらにノイズキャンセリングにはウルトラ、標準、くつろぎの3つから好みのモードを選択できる。
ウルトラ | 非常にうるさい場所に最適 |
標準 | うるさい場所に最適 |
くつろぎ | ノイズの少ない場所に最適 |
ノイズキャンセリングは、AirPodsなどと比べるとさすがに劣る。
たしかに静かなんだけど、不自然な静寂というか、普段AirPods Proを使っている身からすると違和感がある。
それでも1万円台のワイヤレスイヤホンでは明らかに最強レベル。
強力なAIアクティブノイズキャンセリングを搭載しており、周囲の騒音を区別することで、騒がしい環境下でも音をはっきりと聞きとることができる。
個人的に、ノイズキャンセリングをウルトラ、低音強化でハイレゾ音源を聴いたときは感動した。
もうワイヤレスイヤホンこれでいいじゃん…という気もする。
ダブルタップ、長押し、スワイプに対応しており操作性はグッド
イヤホン本体のHUAWEIの文字が書いていない部分がセンサーになっている。
操作はダブルタップ、長押し、スワイプに対応しており、割り当てられる機能は以下の通り。
操作 | 機能 |
---|---|
ダブルタップ | 電話に応答/終了 再生/一時停止 次の曲 前の曲 音声アシスタント起動 |
長押し | ノイズ制御 曲を識別(HUAWEIデバイスのみ) |
スワイプ | 音量を調節 |
アプリでカスタマイズ可能
これらの操作は専用アプリHUAWEI AI Lifeでカスタマイズできる。
安いモデルHUAWEI FreeBuds SEは、ダブルタップにしか対応しておらず、音量の調整ができなかったことがデメリットだったが、HUAWEI FreeBuds 5iは3種類の操作に対応しているので、だいたい何でもできる。
充電はUSBタイプC
充電方法はUSBタイプC。素晴らしい。
ケーブルの差込口はケース背面にある。
充電時間はスペック上約1時間ということで、実際に充電してモニターしてみた結果が以下のグラフ。
スペックは1時間なのに、35分で満充電になった。
早いにこしたことはないけどどういうこと?(笑)
デメリット
そこまでデメリットはないが、強いて言うならということで下記2点。
ケースから取り出しづらい、持ちづらい
イヤホンとケースをつなぐ磁石がちょっと強め。
イヤホン本体に持つところがないのと、つるつるした手触りなので取り出しにくい。
そのうち、落としそうで怖い。
ゲームは音ズレする
YouTubeで動画を見る分にはまったく気になりませんでしたが、ゲームは音ズレしていた。
例えば、ゲーム内でボタンをタップしたときの効果音が少し遅れて聴こえるなと感じた。
イヤホンを使ってスマホゲームをする人には、向いていないかもしれない。
HUAWEIの他のワイヤレスイヤホン|FreeBudsシリーズ
HUAWEIからは価格帯別にワイヤレスイヤホンが4種類出ている。
イヤホン | FreeBuds Pro 2 | FreeBuds 5 | FreeBuds 5i | FreeBuds SE |
---|---|---|---|---|
形状 | カナル型 | インナーイヤー型 | カナル型 | カナル型 |
発売日 | 2022年7月28日 | 2023年5月24日 | 2023年3月16日 | 2022年7月28日 |
定価 | 26,800円 | 21,800円 | 11,800円 | 6,400円 |
ANC | ||||
ハイレゾ | ||||
マルチポイント | ||||
急速充電 | ||||
ワイヤレス充電 | ||||
サイズ (イヤホン) | 高さ:29.1mm 幅:21.8mm 奥行:23.7mm 重さ:5.8g | 高さ:32.4mm 幅:17.6mm 奥行:22.8mm 重さ:5.4g | 高さ:30.9mm 幅:21.7mm 奥行:23.9mm 重さ:4.9g | 高さ:38.1mm 幅:20.0mm 奥行:20.6mm 重さ:5.11g |
サイズ (ケース) | 長さ:67.9mm 幅:24.5mm 高さ:47.5mm 重さ:52.1g | 長さ:66.6mm 幅:50.1mm 奥行:27.3mm 重さ:45g | 高さ:48.2mm 幅:61.8mm 奥行:26.9mm 重さ:33.9g | 高さ:70.0mm 幅:35.5mm 奥行:27.5mm 重さ:35.6g |
電池容量 | 55mAh(イヤホン) 580mAh(ケース) | 42mAh(イヤホン) 505mAh(ケース) | 55mAh(イヤホン) 410mAh(ケース) | 37mAh(イヤホン) 410mAh(ケース) |
充電方法 | USBタイプC | USBタイプC | USBタイプC | USBタイプC |
充電時間 | 40分 | 20分 | 1時間 | 1.5時間 |
駆動時間 (イヤホン単体) | 6.5時間(ANCオフ) 4時間(ANCオン) | 5時間(ANCオフ) 3.5時間(ANCオン) | 6時間(ANCオフ) 7.5時間(ANCオン) | 記載なし |
駆動時間 (ケース併用) | 30時間(ANCオフ) 18時間(ANCオン) | 30時間(ANCオフ) 20時間(ANCオン) | 18.5時間(ANCオフ) 28時間(ANCオン) | 記載なし |
防塵・防水性 | IP54 | IP54 | IP54 | IPX4 |
以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
【まとめ】11800円とは思えない性能
11,800円という安さで、最強クラスのノイズキャンセリングとマルチポイント接続を備えたコスパ抜群のイヤホン。
結論としては、AppleとかSONYのイヤホンが高すぎると感じる人におすすめ。