SHOKZの最高峰モデル骨伝導イヤホンOpenRun Proから新作OpenRun Pro 2が登場。
最近は左右独立のオープンイヤーイヤホンが流行りだったけど、まだまだネックバンド型の骨伝導イヤホンも負けてないぞと思わされるSHOKZの傑作。
さっそくレビューしていこう。
SHOKZの最高峰モデル
OpenRun Pro 2はSHOKZの最高峰モデルオープンイヤーイヤホン。
前作OpenRun Proは骨伝導イヤホン最高の音質だったわけだけど、OpenRun Pro 2は骨伝導と空気伝導の二刀流に進化してさらなる音質を実現した。
オープンイヤーイヤホンのパイオニアSHOKZが培ってきた骨伝導の技術と空気伝導の技術を詰め込んだまさに最高峰モデルにふさわしい製品だ。
OpenRun Pro 2の外観
今回レビューするのがOpenRun Pro 2の大迫傑選手モデル。 カラーはグレイ。
パッケージはこんな感じ。
箱を開けて中身をすべて取り出した。同梱物は以下の通り。
- OpenRun Pro 2
- キャリングケース
- USB-C充電ケーブル
- 保証書
- ユーザガイド
- 大迫選手オリジナルカード
続いて外観のデザインを見ていく。
外観は今までのSHOKZの骨伝導イヤホンを踏襲している。
大迫傑選手限定モデルはサイドにサインが入っている。
右側のコアには電源ボタン/音量プラスボタン、音量マイナスボタンの2つの物理ボタンと、USB-Cポートが付いている。
OpenRun Proは専用の磁気誘導充電端子だったが、OpenRun Pro 2から汎用性の高いUSB-Cに変更された。)
振動子には多機能ボタンが付いている。
今回OpenRun Pro 2の大迫選手モデルということで、大迫選手のオリジナルカードも付いてきた。かっこいい。
OpenRun Pro 2のスペック
OpenRun Pro 2のスペックは以下の通り。
仕様 | OpenRun Pro 2 |
---|---|
バッテリー | |
駆動時間 | 12時間 |
充電時間 | 1時間 |
待機時間 | 最大10日 |
充電ポート | USB -C |
容量 | 150mAh |
最大充電電圧 | 5V±5% |
急速充電 | 10分間の充電で 2.5時間使用可 |
接続性能 | |
Bluetooth | 5.3 |
マルチペアリング | 搭載 |
ワイヤレス範囲 | 10m |
互換コーデック | SBC |
対応プロファイル | A2DP AVRCP HFP |
デザイン | |
防塵防水 | IP55 |
重さ | 30.3g |
材質 | ニッケルチタン合金 |
水分検出器 | 未搭載 |
コマンド コントロール | 多機能ボタン ボリュームボタン |
サウンド | |
周波数特性 | 20Hz~20KHz |
感度 | 空気伝導ドライバ: 96dB±2.5dB 骨伝導ドライバ: 101.3dB±3dB |
イコライザー | 4×プリセットEQ 2×カスタムモード |
マイク | |
マイクタイプ | 2×ノイズキャンセリングマイク |
マイク感度 | -38 dB1dB |
OpenRun Pro 2とOpenRun Proの違い|比較レビュー
OpenRun Pro 2とOpenRun Proの比較は以下の通り。
OpenRun Pro 2 | OpenRun Pro | |
---|---|---|
外観 | ネックバンド型 | ネックバンド型 |
カラー | ブラック オレンジ グレ- | ブラック ブルー ベージュ ピンク |
ミニサイズ | あり | あり |
装着感 | 快適 30.3g | 快適 29g |
音質 | 骨伝導・空気伝導 DualPitch | 骨伝導 TurboPitch |
充電端子 | USB-C | 磁気誘導 |
防塵防水性 | IP55 | IP55 |
マルチポイント | 対応 | 対応 |
アプリ | 対応 | 対応 |
収納ケース | シリコン | メッシュ |
外観|ほとんど同じ
OpenRun Pro 2とOpenRun Proの外観はほとんど同じでぱっと見では区別できない。
どちらもネックバンド型でスピーカー、イヤーフック、コア、ネックバンドから成る。
細かく見るとOpenRun ProからOpenRun Pro 2で振動子の形状が変わっていたり、充電ポートが磁気誘導からUSB-Cに変更されている。
カラー|違う
カラーバリエーションはOpenRun Pro 2がブラック、オレンジ、グレーの3色展開、OpenRun Proはブラック、ブルー、ベージュ、ピンクの4色展開となっている。
OpenRun Pro 2は今後カラーが追加される可能性はある。
ミニサイズ|あり
OpenRun Pro 2とOpenRun Proはどちらもミニサイズが用意されている。
音質や性能は普通サイズとミニサイズで同じだけど、ミニサイズはネックバンドだけ短くなっており頭のサイズが小さい人でもフィットしやすいようになっている。
OpenRun Pro 2 | OpenRun Pro |
---|---|
ブラック オレンジ | ブラック ベージュ |
装着感|2の方がわずかに重いが誤差
OpenRun Pro 2は30.3g、OpenRun Proは29gとなっておりOpenRun Pro 2の方が1.3g重い。
とはいえ実際に装着してみると違いは分からなくて、どちらも快適な装着感。
音質|迫力アップ!振動低減!
OpenRun ProからOpenRun Pro 2の進化点が音質。
というのも音の出力方法が大きく変更された。
OpenRun Proで採用されていたTurboPitchという骨伝導技術に変わり、OpenRun Pro 2ではDualPitchという骨伝導×空気伝導のハイブリッド技術が用いられている。
DualPitchでは高温から中音域を担当する骨伝導ドライバーと低音を響かせる空気伝導ドライバーによりパワフルかつクリアーな音質を実現している。
実際にOpenRun Proと比べて音に立体感が生まれてより迫力ある音質になっている。
また低音域を空気伝導ドライバーに任せたことで振動が低減されたことが大きい。
というのも骨伝導は低音域を強化すればするほど振動が大きくなって不快というジレンマがあったんだ、
実際OpenRun ProのTurboPitchは低音強めだったんだけど、音量を上げていくと振動が大きくなってきてくすぐったかった。
その点OpenRun Pro 2は驚くほど振動が改善されていて感動した。
音漏れ|多少する
OpenRun Pro 2が空気伝導×骨伝導になったことで懸念されるのが音漏れ。
一般的に骨伝導よりも空気伝導の方が音漏れしやすい印象があるけど果たしてどうか。
実際に使った結論としては「OpenRun Pro 2は多少音漏れするけどOpenRun Proと音漏れの大きさは変わらない」。
OpenRun Pro 2の空気伝導は「DirectPitchテクノロジー」という技術が使われていて、音に指向性をもたせることで周囲への音の拡散を抑えている。
結果的にOpenRun Pro 2は普通の骨伝導イヤホンとそれほど変わらない音漏れの大きさになっている。
充電端子|ついにUSB-C端子に
OpenRun ProからOpenRun Pro 2で充電端子が変更され、専用の磁気誘導端子からUSB-C端子になった。
充電の際にいちいち専用ケーブルを用意する必要がなくなり、汎用のUSB-Cケーブルで充電できるようになったのはかなり嬉しい。
ただ急速充電速度の表記が変更になっており、ちょっとだけ遅くなってる可能性がある。まあ気にするほどではない。
OpenRun Pro 2 | OpenRun Pro | |
---|---|---|
充電端子 | USB-C | 磁気誘導 |
充電時間 | 1時間 | 1時間 |
急速充電 | 10分間の充電で 2.5時間使用可 | 5分間の充電で 1.5時間使用可 |
防塵防水性|同じ
防塵防水性はIP55でどちらも同じ。
IP55は「いかなる方向の水の直接噴流からの保護」と「粉塵からの保護」を保証する。
マルチポイント|どちらも対応
2台のデバイスに同時に接続できるマルチポイントにはどちらも対応している。
アプリ|どちらも対応
イコライザーのカスタムなどができるSHOKZアプリにはどちらも対応している。
収納ケース|メッシュからシリコンに変更
OpenRun ProからOpenRun Pro 2で付属の収納ケースの仕様が変更された。
OpenRun Proはメッシュ素材だったけど、OpenRun Pro 2はシリコン素材になっている。
また縦開きから横開きに変更された。
OpenRun Pro 2のケース内部には充電ケーブルを収納できるポケットが付いていて便利。
他のSHOKZのイヤホンと比較
OpenRun Proシリーズ以外のSHOKZのイヤホンとの比較表が以下。
OpenRun Pro 2 | OpenRun Pro | OpenRun | OpenSwim Pro | OpenFit | |
---|---|---|---|---|---|
立ち位置 | ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | 完全防水 | 左右独立 |
外観 | ネックバンド型 | ネックバンド型 | ネックバンド型 | ネックバンド型 | 左右独立型 |
カラー | ブラック オレンジ グレ- | ブラック ブルー ベージュ ピンク | ブラック ブルー グレー レッド | ブラック オレンジ | ブラック ベージュ |
ミニサイズ | あり | あり | あり | なし | なし |
装着感 | 快適 30.3g | 快適 29g | 快適 26g | 快適 27.3g | 快適 片耳8.3g |
音質 | 骨伝導・空気伝導 DualPitch | 骨伝導 TurboPitch | 骨伝導 | 骨伝導 | 空気伝導 |
充電端子 | USB-C | 磁気誘導 | 磁気誘導 | 磁気誘導 | USB-C |
防塵防水性 | IP55 | IP55 | IP67 | IP68 | IP54 |
マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
アプリ | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
収納ケース | シリコン | メッシュ | なし | シリコン | 充電ケース |
【まとめ】ネックバンド型オープンイヤーの到達点
OpenRun Pro 2はネックバンド型オープンイヤーの一つの到達点。
オープンイヤーイヤホンのパイオニアSHOKZが培ってきた骨伝導の技術と空気伝導の技術を詰め込んだまさに最高峰モデルにふさわしい製品だ。
では、バイぜ。
当サイトではOpenRun Pro 2以外のオープンイヤーイヤホンをたくさんレビューしているから他の記事も参考にしてほしい。