日本に住んでいる限り地震も台風も避けられないから、どれだけ備えておくかが超重要。
あらゆるものが電気で動く今、一家に一台ポータブル電源は必須。
と思っていた矢先にEBL様からポータブル電源を提供いただいたのでさっそくレビューしていこう。
本記事はEBL様よりサンプル提供頂いております。EBL様ありがとうございます。
EBLについて
EBLについて簡単にまとめた、
- 社名:EBL(イー ビー エル)
- 本社:中国
- 創業:1998年
- 主な事業:充電器、ニッケル水素充電池、ポータブル電源、ソーラーパネル
EBLは中国のバッテリー関連製品を扱ってるメーカー。充電器からポータブル電源まで幅広い製品を扱っている。
BLUETTI(ブルーティ)とかEcoFlow(エコフロー)とか中華系のバッテリーメーカーは2010年代創業の比較的新しいメーカーが多いんだけど、EBLは1988年創業で25年以上の実績がある。
ただ日本語のホームページはなくて、日本ではamazonで製品を扱っている。
EBL 500Wのスペック
EBL 500Wのスペックは以下の通り。
製品 | EBL 500W |
---|---|
仕様 | |
定格容量 | 444Wh |
重量 | 4.5kg |
パック重量 (付属品含む) | 5.5kg |
製品サイズ | 273×171×163mm |
入力 | |
入力電圧 | 12V-24V |
入力パワー | 80W(Max) |
AC/DCアダプター | AC 100-240V (50Hz/60Hz) DC 24V 5A |
ソーラー充電 | 18-23V Max. 80W |
車載充電 | DC 12-24V Max. 80W |
出力 | |
AC出力電圧 | 110±10%/60Hz |
定格出力電力 | 500W |
出力波形 | 純正弦波 |
過負荷保護電力 | 540±30W |
シガーソケット出力 | 12V-16.8V 8A |
DC 5.5″2.5 出力 | 12V-16.8V 8A |
USB-A出力 | QC3.0 18W |
USB-C出力 | PD 20W/PD 60W |
バッテリー仕様 | |
標準容量 | 14.8V, 30Ah, 444Wh |
動作温度 | -10℃-40℃ |
充電温度 | 0℃-40℃ |
保存温度 | -20℃-45℃ |
小容量ポータブル電源
EBL 500Wは容量444Whで小容量ポータブルに分類される。
ざっくりとした容量別の用途は以下の通り。
主な用途 |
---|
小容量(300Wh-500Wh) |
デイキャンプ 屋外でのリモートワーク |
中容量(500Wh-1000Wh) |
1泊のキャンプ 車中泊 |
大容量(1000Wh-) |
ファミリーキャンプ 防災 |
デイキャンプや屋外でちょっと電源が欲しい場面なんかに向いてる。
小型の電化製品だけの使用なら一泊のキャンプや車中泊でも十分使える。
ノートPC (41.4Wh) | 約10回 |
TV(32インチ) (60W) | 約7時間 |
CPAP加湿器 (15W) | 約29時間 |
GoPro (5.9Wh) | 約74回 |
小夜灯 (4W) | 約110時間 |
ミニ冷蔵庫 (40W) | 約11時間 |
ドローン (89.2Wh) | 約4.9回 |
スマホ (10Wh) | 約44回 |
Switch (16Wh) | 約27回 |
たぶん三元系
ポータブルのバッテリーには三元系とリン酸鉄系の2種類あって、EBL 500Wはたぶん三元系。
どうやって判断したかというと重量エネルギー密度を計算した。
444Wh÷4.5kg=98.7Wh/kg
100Wh/kg近い重量エネルギー密度のポータブル電源はだいたい三元系のリチウムイオンバッテリーを搭載している。
最近のトレンドはリン酸鉄系のポータブル電源だけど、三元系は軽量でコンパクト、価格が安いというメリットがある。
三元系 | リン酸鉄系 |
---|---|
・軽量でコンパクト ・価格も安め | ・高出力で長寿命 ・価格は高め |
ソーラーパネル(別売り)にも対応
EBL 500Wは別売りのソーラーパネル「EBL ソーラーパネル 100W」に対応している。
ソーラーパネルがあれば蓄電だけでなく発電もできるから用途が広がる。
EBL 500Wの同梱物
EBL 500Wの同梱物は以下の通り。
- ポータブル電源本体
- MC4-7909 接続ケーブル
- 100-240Vの ACアダプター
- 12Vのカーチャージャーケーブル
- 取扱説明書
EBL 500Wのレビュー
EBL 500Wを実際に使用して分かった良かった点・微妙な点は以下の通り。
ポータブル電源があるという安心感
EBL 500W最大のメリットは自宅にポータブル電源があるという安心感を得られること。
ちょうど台風がきてたんだけどEBL 500Wがあったから、1日くらいは停電しても大丈夫だろうと思えたのは良かった。
出力ポートがたくさんある
EBL 500Wには出力用のポートがたくさんついているのもポイント高い。
ポートの数と配置は以下の通り。
- AC×2
- DC×2
- USB-C×2
- USB-A×2
- シガーソケット×1
本体の充電には時間がかかる
本体の充電方法はACアダプタ、車載充電、ソーラーパネル充電に対応している。それぞれの充電時間は以下の通り。
ACアダプタ | 5-7時間 |
車載充電 | 5-7時間 |
ソーラーパネル | 5-7時間 |
どの方法も5-7時間かかりけっこう長めな印象。
ちなみにパススルー充電にも対応しているから、EBL 500W本体を充電しながら別の機器も充電できる。
たためる取っ手付きで持ちやすい
私はキャンプに行くからぜひともポータブル電源は持って行きたい。
そうなると持ち運びやすさも大事。
EBL 500Wには折りたためる取っ手が付いているから片手で楽々持てる。
しかも取っ手部分はゴムになっているから手が痛くなりにくい。
ディスプレイが見やすい
EBL 500Wの正面にはディスプレイが付いており、残り何%バッテリーが残っているかや何W出力しているかが一目でわかるようになっている。
このディスプレイがシンプルで見やすい。
背面ライトで緊急時の明かりに
EBL 500Wの背面にはライトが付いており、緊急時の明かりにすることができる。
光り方は「常時点灯」、「素早く点滅」、「ゆっくり点滅」の3パターン。
とにかく導入コストが安い
EBL 500W最大のメリットが導入コストが安いことだろう。
例えば最新の他メーカーのポータブル電源BLUETTI AC50Bと比較してみる。
BLUETTI AC 50Bを選んだのはEBL 500W(444Wh)と同じくらいの448Whで比較しやすいから。
EBL 500W | BLUETTI AC50B |
---|---|
容量 | |
444Wh | 448Wh |
価格 | |
43,800円 | 59,800円 |
容量単価 | |
98.6円/Wh | 133.5W円/Wh |
価格が16,000円安く、容量当たりの価格(容量単価)も34.9円安い。
容量単価は120-140円/Whくらいのポータブル電源が多い中、EBL 500Wは98.6円/Whでまさかの100円/Wh切り。セールではここからさらに安くなるからすごい。
もちろんポータブル電源は長期間使うものだし、購入時の価格だけではコスパがいいとは判断できないわけだけど、導入コストという観点で見ると圧倒的に安いのは間違いない。
2週間程度使ってみた感じは性能や外観に問題はまったくないから、導入コストを抑えたいという人におすすめだ。
【まとめ】ポータブル電源デビュー!
この記事ではEBL 500Wについてレビューした。
- ポータブル電源があるという安心感
- 出力ポートがたくさんある
- たためる取っ手付きで持ちやすい
- ディスプレイが見やすい
- とにかく導入コストが安い
- 本体の充電には時間がかかる
急速充電には対応してないけど、あらかじめ充電しておけばいいだけだからそれほど大きなデメリットではない。
導入コストが安く、今のところ致命的な欠点もないからポータブル電源デビューしたいという人は検討の価値あり。
ではバイぜ。