最近の流行りといえば二刀流。
モバイルバッテリーにも二刀流の波は押し寄せていて、511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)はモバイルバッテリーと充電器の二刀流。
モバイルバッテリー界の大谷。
二刀流ってどちらもこなすことは難しくて、結局中途半端になることも多々あるから実際に使ってみてレビューしていく。
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)の概要
カラー | ブラック ホワイト ブルー ピンク |
サイズ | 約113×30×30mm |
重さ | 約170g |
容量 | 5000mAh |
入力 | AC:100V-240V~0.5A |
出力 (モバイルバッテリー) | USB-C 出力:5V=3A / 9V=2.22A (最大20W) |
出力 (充電器) | USB-C 出力:5V=3A / 9V=2.22A (最大20W) |
価格 | 4,990円 |
発売日 | 2022/6/23 |
カラーバリエーション
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4種類。
ブラック A1633N13 | |
ホワイト A1633023 | |
ブルー A1633033 | |
ピンク A1633N53 |
リップスティック型
ANKERの充電器も兼ねるモバイルバッテリーはPowerCore Fusionシリーズって言うんだけど、511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)はシリーズ初のリップスティック型。
要するに細長い形ってこと。
細長いから小さいカバンにも入るし、コンセントプラグも折りたためるからかなりコンパクトになってる。
急速充電に対応
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)は最大20W出力で、急速充電にも対応している。
よくある5W出力の充電器と比べると、約3倍速く充電できる。
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)のレビュー
ここからは実際に使ってみたレビューをしていく。
デザインがいい
モバイルバッテリーのレビューでいきなりデザインのことを言うのはどうかと思うけど、後から落とすから最初に褒めておく。(性格悪い)
デザインはかわいくていい感じ。
モバイルバッテリーって薄くて平らなイメージが強いけど、リップスティック型になっていて女性でも使いやすいデザインになっている。
薄いモバイルバッテリーはブラックが好みだけど、リップスティック型だとブルーとかピンク色の方が好みかもしれない。
まじで使い道が分からないけどストラップがついているのも斬新。
モバイルバッテリーとしてはまずまずな性能
まずモバイルバッテリーとしての性能だけど、必要最低限はあるかなという感じ。
20W急速充電
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)は最大20Wの急速充電に対応。
モバイルバッテリーは急速充電できるか、Magsafe対応かのどちらかはマストだし、小型のモバイルバッテリーで20W出るものって意外と少ないからけっこう優秀。
軽い
重さは172g程度で軽いから、持ち運びは楽々。
出力ポートが1つしかない
出力ポートがUSB-C1つしかないのは残念。
2台同時充電できたらなお良かった。
充電器としては致命的な欠点
モバイルバッテリーとしてはまずまずなんだけど、充電器としては致命的な欠点がある。
それが「干渉する」こと。
これは割とやばい。
なんでこうなったのかANKERの開発者にインタビューしてみたいくらいだ。
というのも、写真の向きでしかコンセントプラグに刺さらないから、せまいところや角にあるコンセントプラグだと周囲に接触して使えない可能性がある。
また、充電ポートが下向きについているせいで、二口コンセントプラグの片方が使えなくなる場合もある。
これなら、小さい充電器を1個持ち運んだ方がましと言わざるを得ない。
結局中途半端
二刀流に挑戦したけど、結局中途半端だなあという印象。
私の結論としては、モバイルバッテリーと小型の充電器を別々に分けたほうがいい。
旅行とか出張用にスーツケースに忍ばせておくくらいがちょうど良さそう。
511 Power Bank(PowerCore Fusion 30W)はアリ
モバイルバッテリー | PowerCore Fusion 30W | PowerCore Fusion 5000 |
---|---|---|
カラー | ブラック ホワイト ブルー ピンク グリーン パープル | ブラック ホワイト ブルー ピンク |
サイズ | 約78×44×31mm | 約113×30×30mm |
重さ | 約185g | 約170g |
容量 | 5000mAh | 5000mAh |
入力 | AC:100V-240V~1.5A USB-C:5V=2.1A | AC:100V-240V~0.5A |
出力 (モバイルバッテリー) | USB-C 出力:5V=3A /9V=2.22A /10V=2.25A(最大22.5W) | USB-C 出力:5V=3A / 9V=2.22A (最大20W) |
出力 (充電器) | USB-C 出力:5V=3A / 9V=3A/10V=2.25A/15V=2A/20V=1.5A/(最大30W) | USB-C 出力:5V=3A / 9V=2.22A (最大20W) |
価格 | 5,490円 | 4,990円 |
発売日 | 2023/8/24 | 2022/6/23 |
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)の後継機種511 Power Bank(PowerCore Fusion 30W)が発売された。
いや名前似すぎ(笑)
511 Power Bank(PowerCore Fusion 30W)は出力が20Wから30Wに上がっただけでなく、511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)の欠点であった、充電時の干渉を克服している。
これはかなりおすすめ。レビューもしてるから参考にしてほしい。
他におすすめのANKERモバイルバッテリー
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)以外のおすすめのANKERモバイルバッテリーは以下の記事で紹介しているから参考にしてほしい。
【まとめ】大谷はすごい
二刀流は難しい。
目的が違う二つのことをどちらもハイレベルでこなすのは至難の業。
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)はモバイルバッテリーとしても、充電器としても中途半端な仕上がりになっている気がする。
特に充電器は、コンセントプラグとUSB-Cポートの向きが原因で周りに干渉するという致命的な欠点がある。
だから、現状はモバイルバッテリーと充電器は分けたほうがいいというのが結論だ。
※追記
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)の後継機種511 Power Bank(PowerCore Fusion 30W)が発売された。
欠点だった充電時の干渉を克服しているから、買うなら絶対こっち。
名前が似ているから要注意。
5000じゃなくて30W!